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備忘録17:その他の循環器用薬

【登録販売者資格の勉強備忘録:器官や血液に作用する薬】


1⃣主な配合成分

【ユビデカレノン】
*肝臓や心臓などの臓器に多く存在し、エネルギー代謝に関与する酵素の働きを助ける
*摂取された栄養素からエネルギーが産生される際にビタミンB群ど共に働く
*別名:コエンザイムQ10
*心筋の酵素利用率を高めて収縮力を高めることにより血液循環の改善効果
*軽度な心疾患により日常生活の身体活動を少し超えたときにおこる動悸、息切れ、むくみの症状に用いられる

【へプロニカート/イノシトールヘキサニコチネート】
*ニコチン酸が遊離しその働きによって末梢の血液循環を改善
*ビタミンEと組み合わせて用いられることが多い

【ルチン】
*ビタミン様物質の一種
*高血圧などにおける毛細血管の補強、今日かの効果を期待

【ユビデカレノンの適正使用情報】
*2週間くらい使用しても症状の改善が見られない場合は、使用の継続は適当でない
*胃部不快感、食欲減退、吐き気、下痢、発疹、かゆみを生じる
*15歳未満の小児向けの製品はない(医療機関受診勧奨)
*心臓の病気で医師の治療または支持を受けてる人は使用前に担当医または処方を行った薬剤師に相談
*高血圧症、呼吸器疾患、腎臓病、甲状腺機能の異常、貧血の基礎疾患がある人は使用前に担当の医師、薬剤師に相談

a.)生薬成分
コウカ(紅花):キク科のベニバナをそのまま、または黄色色素の大部分を除いたもので、末梢の血行を促し、うっ血を除く

b.)漢方処方製剤
三黄瀉心湯(高血圧の随伴症状)
≪向≫体力中程度以上でのぼせ気味、顔面紅潮し精神不安、みぞおちのつかえなどあるものの高血圧の随伴症状(のぼせ、肩こり、耳鳴り、不眠など)、鼻血、痔出血、便秘、更年期障害などに適する
≪不向≫体力の虚弱な人、胃腸が弱く下痢しやすい人、だらだら出血が長引いてる人では激しい腹痛を伴う下痢の副作用が出やすいので不向き
*瀉下薬との併用を避ける
*鼻血に5~6回使用しても改善が見られない時は医療機関受診
*痔出血、便秘に1週間位使用しても症状の改善見られない時は病院へ
*そのほかの適応に用いる場合には比較的長期間(1ヶ月位)服用されることもある

七物降下湯(高血圧の随伴症状)
≪向≫体力中程度以下で顔色が悪くて疲れやすく、胃腸障害のない者
≪不向≫胃腸が弱く下痢しやすい人では胃部不快感などの副作用が出やすい
*小児(15歳未満)の使用は避ける
*比較的長期間(1ヶ月位)服用されることあり

2⃣相互作用と受診勧奨

a.)相互作用
*コエンザイムQ10 を含む食品を合わせて摂取すると胃部不快感、吐き気、下痢などの副作用が起こりやすくなる
*コエンザイムQ10 は強心薬との併用を避ける

b.)受診勧奨
以下のような場合は医療機関を受診する
*高血圧や心疾患そのものに対処する場合(体質の改善または症状緩和を主眼とした補助的な医薬品で治療を目的とするものではない)

+++++今日のひとこと+++++

コエンザイムQ10 一時期流行ったよね?私もサプリで飲んでたな~。あれってダイエットだっけ?アンチエイジングだっけ?
でも甲状腺機能低下症には不向き?いや亢進症よりは問題ないのか?

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