21世紀枠山梨県推薦は駿台甲府に

11月7日、山梨県高野連から21世紀枠推薦校が発表され、私立の駿台甲府高校が選ばれた。
各県の推薦校から12月14日に関東推薦が決定、さらにセンバツ出場の3校は来年決定する。

ここ20年で甲子園に出ていない公立高校が、今大会ではベスト8に2校入っていたため、どちらかが推薦されるものと思っていたが、どちらもコールド負けということもあって私立の推薦となったようだ。

過去に21世紀枠で出場した51校のうち、私立は1校のみ。
高知の土佐高校で、駿台甲府はその出場時と同様の「強み」を持ってはいるので、多少期待しておきたい。

・甲子園出場は寡占状態(明徳義塾/山梨学院・東海大甲府)
高知の土佐高校は、明徳義塾の連続出場が続くなかで21世紀枠での選出に。
山梨も、ここ6年は東海大甲府・山梨学院の連続出場が続いており、他の学校がなかなか出場できていない状況にある。
そんな中で21世紀枠推薦で出場させることで、他の学校の野球への取り組みを再評価することで、その後の奮起を促すのは21世紀枠の目的のひとつではある。

・近年上位進出続き
ここ3年で3回の関東大会出場。
うち、今年春、秋と現在の2枚看板である大須賀・藤井を擁しての出場。
「好投手を擁して近年頻繁に関東大会に出ているものの甲子園出場に至っていない」
といえるだろう。
今ディケイドで3世代が関東出場、その他で2世代が夏ベスト4以上であれば、甲子園出場が寡占状態の県で「惜しくも甲子園に出るに至っていない」といえる枠には入りそうだ。

・学業成績上位私立
成績で言えば県ナンバーワン私立。
公立の普通科と比べても偏差値は高い。
英語科とか理数科みたいなところには負けてるけれど……
それでも、県で唯一「私立の進学校」と呼べるレベルであることは間違いないので。

過去の21世紀枠で私立1:公立50という比率を考えると期待はしづらいが、可能性はないわけではない、ということにしておこう。



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