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小中学校の給食費無償化?それよりも削れるものがあるのでは?

4月7日に投開票のある徳島市長選挙。
今回の選挙でも話題に上がる「小中学校の給食費無償化」。実現するには、毎年12.5億円が必要ということで、貯金が100億弱しかない徳島市では数年で貯金を溶かしてしまいます。

ちなみに、1人当たり、どれくらいの費用が掛かるというと、
・小学校:318円×20日×12か月×6年=322,344円
・中学校:363円×20日×12か月×3年=261,360円
約60万近くかかっていることになります。国立大学1年分の授業料と同じくらいと、それなりの費用となります。
確かに子育て世代の方々が無償化の声を上げるのも頷けます。

しかし、学校教育の慣例を一つずつ見直すことで、給食費無償化と同等以上の効果を生み出していけるのでは?と考えます。

例えば、修学旅行。公立の学校でも
・小学校:2~3万円
・中学校:5〜6万円程度
・高校では7〜10万円程度
さらにお小遣いやカバンなどの必需品を購入すると、軽く25万~30万近くなります。
これって、中学校の給食費3年分と同じくらいの金額になるんです。
修学旅行がただの思い出作りになっていないか?と個人的に感じることがあります。修学旅行は生徒全員が楽しみにしているわけではありません。やはり、この旅行が負担になる生徒もいるわけです。
何より、教員さんたちへの負担が大きいイベントです。2~5日、準備も入れるとその倍以上の時間を奪われます。それも5~10人以上の教員がです。

他にも算数セットや彫刻刀、裁縫セットなど、本人が購入しなくても貸し出せばいいのでは?というものもあります。
各自購入→貸し出しにする。

部活動も全員強制みたいな風土が無くなれば、生徒&保護者の負担も減るはずです。

小中学校のプールだって、水道費だけででも多額の費用が必要です。
縦25m×横12.5m×水深1.35m=421,875㎥(約420㎥)
徳島市の水道料金(特殊用)で計算すると、
基本料金1,320円+224円/㎥×420㎥=95,400円/回
徳島市の小中学校でプールを実施している学校は、32校。
95,400円/回×32校=約300万
下水道料金も公衆浴場処理としても、1万円/回近くかかります。
これに塩素薬品やポンプやろ過機の修理・点検とか入れると、軽く倍以上は必要となります。
プールも夏季休暇に徳島市内の民営プールに短期でスイミング教室をお願いしるとかの方がいい気がします。
https://www.city.tokushima.tokushima.jp/smph/jogesuidokyoku/customer/tetuzuki/ryokin.html

政治家も市民も無償化にばかり目を向けず、見直しされていなかったことに関して、メスを入れていくことについて、もっと対話すべきではないかと思います。

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