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第1回ふふふ文化祭 レポート/その1

記念すべき第一回。

ご登壇いただいたのは俺のパンツが人質にとられています』の春田先生パパは先生と✕✕✕シタイ』の松基羊先生僕をスキになってください』の加藤むう先生。満員御礼の濃密な空気な中、わきわきあいあいと楽しいトークショーが繰り広げられました。

◇第一部:「なんでBL作家になったんですか?」気になるBL年表を紐解いていただきました!

春田先生  今日は私がMCを努めさせていただきます。よろしくお願いします!今日、加藤先生と松基先生に来ていただいたんですが、その経緯を説明しますね。ふふふ委員会さんから話をいただいた時、軽ーいノリで『あ、面白そうだね』って。そしたら『第一回目はせっかくなんで、私(春田先生)が呼びたい人を呼ぼう』っていう会になりました。(お二人に対して)すみません、来ていただいて。 

松基先生 こちらこそ。 

加藤先生 ありがとうございます!(会場拍手&笑)

春田先生 では最初に・・・。私達、初対面でもありますし、お二人のような漫画を描かれている方の過去を知りたいと思ったんですよね。どんなものに影響されたかと。それを掘り下げるためにBL年表をやってみようと思います!商業BLって読んでました? 

松基先生 すごい読んでました 

加藤先生 私は、最初二次創作でしたね。高校の時ぐらいに

春田先生 (面白そうな話なので)あとで聞いたほうがいいかな!あとで!(会場笑)


□BL年表:春田先生編「高校の部活帰り、魚喃キリコさんに衝撃をうけました」

春田先生 じゃあ、BL年表はMC(の春田先生)から話します!小学校の時は、普通に『りぼん』とか『なかよし』読んでて。中学で多分BLを初めて読んだ気が。そのBL、普通の少年誌のコーナーにおいてある、とある少年漫画の同人コレクションだったんですよ。

春田先生 それで、某カップリングにハマったのが中学二年生。それがターニングポイントになりましたね。同人活動を始めたのは高校生になって。でも、最初は一般で行くだけ。でも、友達と一緒に行くうちにいつのまにか「サークル参加しようよ」ってなって、某作品で二次創作を始めたんです

加藤先生 最初はなんですか?ラミカ?

春田先生 そうなんだよね、多分ラミカだと思うで、たまに漫画を描いてて。初めて描いたのは高校生なんですけど、ストーリー漫画かけなくて

加藤先生 わかるー 

春田先生 うん、難しいんだよね。で、4コマみたいな、1ページ漫画みたいなのかいてコピー本を売ったりとかしてました。で、高校の部活終わったあとに地元にできたばっかりのヴィレッジバンガードに入り浸って。そこで魚喃キリコさんの『南瓜とマヨネーズ』って漫画に「こんな漫画もあるんだ」って衝撃を受けました。その本は今でも大事に持っています高校の頃は、そんな感じかな。大学の時は、一緒に(同人)活動した友達と距離が離れて、一旦やめてました。

加藤先生 地元を離れた?

春田先生 そうなんです。大学は美術系のコースでデザインを専攻していました。だから、普通の漫画も読まない、絵も描かない。でも、社会人になって某作品にハマってしまい、もう一回BLに触れることになりました。そこで二次創作を始めることにしたんですよ。初めてストーリー漫画を描いたのが、その作品の同人誌かなあ。ツイッター始めてたけど、友達もあんまりいなくて、こう、机に本一種類だけ置いて、布用意するとかわかんない。から布もナシなんですよ。結構寂しい。 

松基先生 寂しい・・・

春田先生 そうそうそう。テープ跡とか残ってる机で一人さびしく。その後、冬コミにでてたら、gateauの担当さんに拾われました

松基先生 二次創作の作品描いてて!

春田先生 そうなんですよ、だからオリジナルを描いたことがなくて。某作品の同人誌だけだったんですけど、最初の担当さんが見てくださって。その年の年明けにデビューみたいな感じでしたね

□BL年表:松基先生編「自分の立ち位置を探ってみたいと思ったら、創作へと行き着きました」

松基先生 私は期間が短くて、熱いっていう感じですかね。私、高校まで漫画禁止で育ちました。(会場:えー)小学生の時、ちゃおの全員(プレゼント)に応募して友達とおそろいのものがほしい』って1回だけおかあさんに頼みましたでも、中学・高校の時は様々な人がいるので、そういうもの(漫画)があることはちゃんと知ってたんですけど。自分の家がそんな感じなので誰も読んでいないし、描いてももちろんいないので、高校までは見向きもせず、すくすくとスポーツを(会場:笑)ソフトと剣道やってました。

春田先生 かっこいい。剣道漫画描いて下さい。(会場:笑)

松基先生 (高校もスポーツをやっていたので)大学も美大とかではなくて。ただ、絵はスキだったので中村裕介さんとかが好きでああいうペタッとした平面の本当イラストレーションみたいな物をずっと描いていました。で、その大学の時に皆知っているポピュラーな作品を読んで、漫画に関する友達とのジェネレーションギャップを埋めたいと思いまして・・・。そこで、某少年漫画をこっそり買ってハマりました。

春田先生 なるほど

松基先生 (今までハマったものは)堅めのオトコの人(キャラ)がすごい好きで。そういうオトコの人のちょっとしたワンフレーズを観るのがすごく自分では萌えるところ。で、(現在の)私の漫画は(そういうハマった漫画)から形成されている。ニカッという表情とかちょっとコメディタッチの動きが激しくて粗い感じとかも、その作品から影響をうけてます。(以前は)もっと絵柄もがさがさしてた。

春田先生 すごく激しかった?

松基先生 そうですね。『どーん』とか使ってたんですけど(担当さんから)「(BLというものは)少女漫画なので、NGです」って言われて。(中略)私の初のイベント参加、ラミネートからでした。

春田先生 関西で?

松基先生 いや、いきなり大阪から東京に飛びまして。ある作品のオンリーイベントにサークル参加しました。その時よく会うようになった携帯サイトの作家さんと「二人なら出来るよね」って安易な考えで東京にホテルをとって行ってしまいました。

春田先生 その方との出会いがあったから、今、松基先生が。

松基先生 そうですね。漫画も描いたこともなく、私もイラストレーションからはじまったので。私、アナログで描き始めてて、その原稿用紙を使っていたんです。その紙の中に、セリフはココまでっていう小さな枠があるんですが・・・。あそこがマックスやと思ってて(会場:笑)本当は隅っこまで描かなきゃいけないのに、拡大されるのかなって思ってて。印刷したら、白い余白がすごい!(会場:笑)B5の本。切ってくれることもなく、ありのままの姿を印刷。

春田先生 この漫画、ずいぶん余白があるなって・・・。

松基先生 気にしないで欲しい。そういうものだと。

春田先生 いい思い出ですね。

松基先生 大学に入ってからは結構短期スパンでひたすら漫画を読む、みたいな。某宇宙ものの漫画にやられまして、そこから宇宙オタクみたいな。その後、ちょっと荒れ狂う(くらいハマった)某青年漫画の時期があって。そこで、松基って名前になりました。(某青年漫画のイベントで)環境がかわってから、自分の作品を見てくれる人も増えて。それからいる場所によって反応が違うっていうことを不思議に感じて。なので、そこからオリジナルを描いて、自分の立ち位置を探って見たいと考えるようになりました。その時は全然BLじゃなくて、普通のSFの。少年二人と、幼い女の子三人の幼馴染が、箱をのぞいたら、なんかこう真っ暗な全身タイツみたいな人がいて(会場:笑)それを飼って、文明が起こり始めて・・・」

春田先生 は~それ、読みたい!

松基先生 でも、その時BLにもハマっていた時期だったので、創作とかBLとかどうかなって思って出したら、拾っていただいたって言う流れなんで。商業BLは完全別ルートで読んでました。。私が二次創作に片足を突っ込んでいるのを察知した友人が阿仁谷先生とか、ヤマシタトモコ先生とか、ヨネダコウ先生とか神と言われる方々の本をバンバン教えてくれて、同時進行できています。最近、いろいろな作家さんが増えてきているので、家が図書館みたいになってます。


□BL年表:加藤先生編「某アニメや安野モヨコさんとかから、たくさん影響うけましたね」

加藤先生 初めて萌えを感じたのは、テレビで某アニメをみていて。なんだ、このなんか可愛らしいオトコはなんなんだって。思って。キャラ萌えでしたね。

春田先生 あーなるほど、それが小学校くらい?

加藤先生 小学校ですね。もちろん、BLとかではなく。で、中学二年生の時、某洋画に映画にすげーハマりました。

春田先生 実写映画?

加藤先生 実写映画です。兄弟物なんですけど。中学の時は他にも、某少年漫画にハマってました。その時、その当時誰も持っていなかったパソコンが家にあってですね・・・。パソコンで一生懸命絵を描いて・・・デジタルの絵が、私最初なんです。

松基先生 すごく、アナログのイメージあるんですけど。

加藤先生 そう、私逆で。デジタルからアナログいったんです。

春田先生 私も高校生の時から、オールデジタルでした。

加藤先生 で、イラストと日記のサイトをやってたんですよ。

春田先生 日記!

加藤先生 その頃はインラインフレームとか一生懸命勉強して。初めての二次創作でしたね。中学の時ハマっていたもので絵を描いて、インターネットにあげてっていうのをやってたんです。

春田先生 高校生の時は?

加藤先生 某少年漫画かな。これもまだ、絵だけでしたね。あと、ドラマ作品の二次とかを20歳ぐらいまでやってました。

春田先生 この時は、じゃあサークル活動とか。

加藤先生 全然してなくて。本当に絵を描いてインターネットに上げるだけで。初めて漫画を描いたのが22.3の時で某アニメの二次創作です。

春田先生 ああーーー!

松基先生 ルーツを感じた。

春田先生 じゃあ、二次創作はBLだったんですか?

加藤先生 BLです。初めて本を出したの、スパコミでした。今は某少年漫画(にハマっています)

松基先生 お仕事はじめたのも?

加藤先生 そう、(いまハマっている某少年漫画の二次創作で)担当さんに声かけてもらって。漫画を読む前にpixivで見て。え、いいんですかって。でも今絵柄とかにも影響うけてるのは、(22.3の時に二次創作をやっていた)アニメ。あと、同時期に安野モヨコ先生にハマっていて。セリフの使い方とか、かなり。

春田先生 あんまりイメージがないっすよね。

松基先生 ね、安野モヨコさんのイメージがちょっとびっくり。

春田先生 わー、一回休憩挟もう。疲れちゃった。なにか飲み物とかね、皆さんよかったら注文しつつ休憩を少ししましょう。。。

(休憩)  

2部レポートはコチラ!!  

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