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第一回ふふふ文化祭 レポート/その3

◇第3部 「Q&Aコーナー」 参加者の皆さまからの質問に答えていただきましたよ。


○春田先生。前髪パッツンがお好きですか?

春田先生 ピンポイントできたね。たぶんそれあれだよね、マッシュヘアとか結構はまっていた時期があって。

加藤先生 あのわかります!韓国のアイドルの髪型ですよね。

春田先生 そう、Kポップな、アイドルの髪型。

加藤先生 ですよね。そうそうそう。

春田先生 あのKポップのアイドルとかめちゃ好きだからな~。だからそういうの出ちゃって。普通に、ただの趣味だと思います。あとプロフィールブックに、描いているマッシュ。この中で、後頭部から、この、首の……顎のラインからの、首らへんとか超好きなんで、たぶんそれがすごいこう…絵に描き易いの。

加藤先生 でも後頭部から、くるっと、まあるいの、可愛いですよね。わかるわかる!

春田先生 襟足が短いの、好きなんですよ。そうのもあって。

加藤先生 腐女子は皆ツー・ブロックが好きなんですよね。

春田先生 いいよねー、ツー・ブロックねー。

松基先生 なんかイケメンの定義ですよね。

春田先生 そうです、好きです。

加藤先生 なんだかんだ言って、みんな好きですよ。これは、お好き、だそうです。

 

○漫画をたくさん描いているとスランプに陥ることがあると思いますが、そのような時はどのように乗り切っていますか?

春田先生 うん、それ聞きたい。描けない時あるー。日によって変わります、私。

松基先生 ありますね。どうしても顔のバランスが…。その時は、背景とか、できるところから詰めていきますけど。

春田先生 今日は無理!っていう時ある。どーしても描けない。

松基先生 でも〆切があってとか、どうしようとか。

春田先生 そういう時は、無理矢理描きます。ただそれだけ。皆どうしてます? 描けない時…。

加藤先生 待ちますね。ゲームとかします。

春田先生 えー、でもなんか〆切迫ってると思うとなんか落ち着いてゲームも。

加藤先生 落ち着いてゲームもできないんですけど、ま、そうですね。落ち着かないまま、ゲームしたり。あ、でも寝たらだいたい…でも寝たら、なんか、あ、やんなきゃってなるんで。

春田先生 なるほどね。リセットするとね。

加藤先生 うん。

松基先生 私、埋めれるところから埋めていくタイプ。顔描けなかったら顔だけ、のっぺらぼうで。最後に顔を描いたりとかで。終わった頁の背景グレーにしますね。「あー、こんだけ終わった」って。

加藤先生 やりたいんですよ。先に別のコマから埋めていくって。なぜか、できないんですよね。

松基先生 でもね、頭からしかいけない人いますよね。アナログだったら、なかなか。デジタルならペンと頁を押すだけなんで。

加藤先生 あれ、できないんですよね。なんか。

松基先生 難しいですよね。いきなり、こっちのテンションいった、みたいな。中盤いった、とか。あ、最後からいったりしません?

春田先生 え?

松基先生 前から埋めていって、疲れたら後ろからいったり。

加藤先生 あと、エロから埋める人もいますよね。

松基先生 エロ最後になりますね。

春田先生 私もエロ最後だな。

加藤先生 元気なうちに描いておかないと。(会場笑)

松基先生 たしかに! たしかに。

春田先生 一本描いてる間にね、前半のテンションと後半のテンションがあるから。

松基先生 じゃないと、こう、弱いエロシーンになってしまう。

加藤先生 なんか死にそうになりながら、エロシーン描いてって結構いますね。

○キャラを描くときに1番チカラを入れて描くのはどこですか?

春田先生 どっから決めます? ビジュアルから決める? 設定から決める?

松基先生 私ビジュアルですね。

春田先生 ビジュアルから。

松基先生 動いてくれなきゃ描けないんで。キャラクターがしっかり決まってから。担当さんとイケメンの画像を漁りながら決める。今年このイケメンでいこうって、決めます。テンションをあげて。

春田先生 加藤先生はキャラはどうやって考えます?

加藤先生 気分ですね。

春田先生 ん? 気分って……。

加藤先生 もう浮かんだもの、ぽーんぽーんっと! それを、ダーンッて出して。これドーンって。(会場笑)

春田先生 じゃあ、ビジュアルと一緒に設定も皆出てきちゃう?

加藤先生 ぜんぜん出てこないですね。見かけはね、全部、後から考えます。

春田先生 見かけは後から? はー…、じゃ、先に設定考える?

加藤先生 うん。なんならネームの後とか。

松基先生 でもその方が面白いですね。話にあった形にキャラクター作れるから。

春田先生 じゃあ先にストーリーなんとなく決めて、それの後、キャラクターを考えて、そのあとビジュアル?

加藤先生 そうですね。パーツの話をすると、私結構ね、お腹ぷよんぷよんしている人が好きなの。

春田先生 あー。

松基先生 ちょっとズボン乗るぐらい。

加藤先生 そうそうそう。

春田先生 でもあんまぷよぷよしたキャラクターそんなに…。

加藤先生 描いてない! あの好きな……今後、描きたいですね。


○自分のキャラで描きやすいキャラと描きにくいキャラは、誰ですか?

松基先生 一番描きにくいのは、このひとですね。(「パパは先生と×××したい」を指し)

春田先生 どっち? パパ?

松基先生 そうです。私イケメンが苦手で。美しい顔が苦手。

加藤先生 あ、イケメンが苦手なのわかる。

松基先生 イケメン苦手です。すごい苦手なんですよ。

加藤先生 わかるわかる。

松基先生 好きなんですけどね、イケメン。

春田先生 一番描きやすいのは?

松基先生 一番描きやすいの、阿部先生(「Pretty Wimps」ふゅーじょんぷろだくと)です。おじいちゃん。

加藤先生 どうだろ。まあ、この人が一番描きやすいということにしておきましょうか。(須藤太一「僕をスキになってください」ふゅーじょんぷろだくと)

春田先生 描きにくいのは。

加藤先生 みんな描きにくいですね、皆やっぱり。とくに、やっぱイケメン難しいですね。

松基先生 イケメンむずかしい。なんかイケメンって自分で作中で言ってしまうと背負ってしまいますよね(会場笑)

春田先生 イケメンにかかないと。

松基先生 で、ネームとか描くと、うつくしくって描いてあるんですよ。

春田先生 指示がね。うつくしくか。

松基先生 イケメンって出してしまうのはちょっと。

春田先生 私、短髪キャラとか描きにくいかな。

松基先生 短髪のほうが描きやすいですね。

春田先生 本当ですか。なんかこう上にさ、ちょんちょーんってなっているのが頭の形を取りにくくて、すごい苦手。

松基先生 でも、私逆ですね。とぅると円い、とぅるとこうストレートの丸い頭の子すごい苦手です。

春田先生 えー逆だ。私そっちばっかり描いちゃうから、マッシュばっかり描いちゃうんだたぶん。描きやすさによっちゃう。

(三部終了)

春田先生 最後に宣伝をして終わりたいと思います。

松基先生 私ね、今月の10月22日発売、フロンティアワークスのダリアさんで新連載の一本目が掲載されます。タイトルは、「僕のシンデレラボーイ」です。(とても恥ずかしそうな松基先生)(会場笑) 

加藤先生 えーそうですね、来年あたり出る、まあ時期も決まってないんですけどでるんじゃないかな、でないかな。どうかな。でたらよろしくお願いします。という感じです。

春田先生 私は今月に新刊がでます。drapさんから出ます。うんとね、ちらし。特典が描いてあるちらしがね。(ちらし配る)はいこれ、まだね、色校なんでねあれなんですけど。じゃーん。「彼がかわいいっていったから。」コアマガジンのdrapさんから、今月25日に発売されますので、よかったら読んでいただけるとありがたいです。こんな感じで。(新刊を手に宣伝)

加藤先生 三冊予約します。(会場笑)

松基先生 宣伝用と、保存用と。

春田先生 あれ、これおかしいぞ。たいへんだ~。大変だ大変だ!あ~大変だ~。秋吉しま先生…… (新刊の表紙の下には何とお友達の秋吉しま先生のコミックスが!!)絶賛発売中、はい。ちょっと友達なんでね、あの宣伝しちゃった。(秋吉しま先生「ナイトミルクヘッズ」一迅社)

加藤先生 絶賛発売中。(自分の本と松基先生の本の宣伝)

春田先生 絶賛発売中!絶賛発売中(拍手)

松基先生 今日お花くださった なりた晴ノ先生の作品……あ、え?(本人客席から)

なりた晴ノ先生 絶賛発売中です。(なりた晴ノ先生「雑踏に遊ぶ魚」竹書房) たまたま当たって来たんですよ。

春田先生 そう!なりた先生が来てくださった!!

加藤先生 これね、すごいでしょ。この薄い紙が帯でね、これが可愛いんですよ。

松基先生 ご自身でデザインされているんで、デザイナー兼漫画家さん。

なりた先生 よかったら買ってください。

春田先生 あと、aQtto!(ジュリアンパブリッシング)で「ようこそ!BL研究クラブへ」を連載していんのでそちらもよかったら。これは1月にコミックス出ますんでよろしくおねがいします。はい(拍手) さて、じゃあ最後は感想を軽く言って〆ましょうか。

どうでしたか、加藤先生。今日は。

加藤先生 や、ありがとうございました! お呼びいただきまして。

春田先生 今日は遠くから来ていただいてありがとうございました。私が好きって言ったばかりに。

加藤先生 いえいえ。まあね、こんなことができる機会なんて、人生に一回かもしれない。

松基先生 よくこんな新人に白羽の矢が当たったなって、すごい思ってます。本当に光栄だなって思います。ありがとうございました。すごいあったかくて。手の震えが収まりました(会場笑)

加藤先生、松基先生 ありがとうございます。

春田先生 私が好きといったばかりに、おふたりを遠くから呼んでしまいまして。

最初にふふふ委員会さんとのイベントの経緯をちょっとしゃべりましたけど、昨今いろんなイベント、トークイベントやお茶会とか楽しそうなイベントやってますが、それは出版社が主催でやってるもので、だいたいその本の宣伝でっていうことでね、数も限られています。なかなかこういうメインでやってる出版社が違う三名が集まってね、交流するってことがほとんどないので、ふふふさんが趣味の延長っていうかね、サークル活動としてこうして運営してくださっているのでできることであって、こういう場は面白いし。こういろいろね、友達伝いにね、広がっていけばどんどん楽しいことが増えるかなと思うので。

松基先生 友達に声をかけて、お互いの。

春田先生 ねー!そう。 次はこいつ出たいからちょっと聞かせろとか。たちあげろよって。

松基先生 すごい作家さんくるかもしれないし。

春田先生 そうそうそう、そうやってちょっと輪がひろがればいいなって思ってるので。はい。なんかちょっと皆さんもこういう楽しい場を、もっともっと、このふふふ委員会が少しでも長く続いて、ひとりでも多くの作家さんがこういう場で、アピールする場とか、増えればいいなって思っているので、皆様も応援をしていただけると非常に嬉しいですね。作家としても。

松基先生 すごい楽しかった。

春田先生 はい! と思います。なので、ふふふ委員会さんに拍手を。(拍手)ということで、この会を閉めたいと思います。

左から、加藤むう先生、松基羊先生、春田先生。

(ふふふ文化祭閉幕)

次回、第二回の開催決定!!

11月19日土曜日 14:30開場 15:00開始 マンガサロン「トリガー」にて

ゲストはCutting Age」(大洋図書)どつみつこ先生 とようこそニューワールド」(ふゅーじょんぷろだくと)コモトミ裕間先生!!

プライベートでも仲の良いお二人お呼びして、トークショーをさせていただきますので、よろしくお願いいたします。

◇第二回ふふふ文化祭への参加ご応募はこちら!! → http://www.chil-chil.net/compNewsDetail/k/blnews/no/12675/

 ご応募の締め切りは 2016年10月27日(木)23:59まで!ご応募お待ちしております。

○編集後記○

第一回ふふふ文化祭レポート、お楽しみいただけたでしょうか。当初、1ページ程度にまとまるレポートを・・・と考えておりました。しかし作家様のトークが非常に面白く「なるべく、その場の臨場感が伝わるようにお伝えしたい」と言う考えから長編のレポートになりました。最後までご覧いただき、誠にありがとうございます。僭越ながら、イベントの最後に私から会場の皆さんへお話させていただいたことがあります。それは「我々ふふふ委員会は、なかなか出版社が企画するサイン会などには出てこられないけれど、良い作品を描かれている作家の方々をフィーチャーしていきたい」そして「それらの作品に携わっていらっしゃる装丁デザイナーの方や編集者の皆様にも光を当てていきたいと考えています」ということでした。ふふふ委員会は企業ではなく、有志で行っているサークルです。その特性を活かし、これからも応援しているファンの方々、BL 制作に携わっているあらゆる人々をつなげる、素敵な企画をしていきたいと考えております。

拙い運営ではございますが、これからもご愛顧いただきますよう、心よりお願い申し上げます。

ふふふ委員会 ひの

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