舞台の中止

演劇調異譚「xxxHOLiC」 -續- の兵庫全公演の中止が発表された。壱原侑子役の太田基裕さんの体調が早く完全に治りますように。

しかしながら、中止は悲しい。行く気満々だったから。しょうが無いのも理解しているのだけど、心だけが置いてきぼりになってしまっている。その気持ちの整理のため文字に起こさせてほしい。誰が悪いとかはない、何だったら私がずっとモヤモヤしてるのが悪いのだろう。

初めて演劇調異譚「xxxHOLiC」(以下ホリ譚)に触れたのは友人がすすめてくれた円盤だ。もともと観たいなぁと思っていた舞台であったが、鑑賞会をしてどっぷりハマってしまった。妖とか不思議な力とかそういう題材は大好物であったが小さい時にみたアニメが怖くて、なんか離れていたのだ。そういう印象があったからか気になるけど1歩が踏み出せなくていた。友人よ背中を押してくれて、沼に突き落としてくれてありがとう。

そして、転がり落ちるのは早かった。何故だって松崎史也の演出が骨の髄まで刷り込まれているからだろう。そうです。エーステのオタクです。でも言うてエーステでしか触れた事がなく、他の作品は配信などで少し触れた程度であったので現場に行きたかった。行けるのを楽しみにしていた。配信や円盤で観た「あ、この演出、この間、この空気が好きだな」という言語化できない何かを実感したかった。なんであんなにも綺麗で美しいものが生まれるんだろうと。いろんな面からみて自分の言葉で説明できるようにしたかった。うぅ…春単3も楽しみにしています。

あれ、とっても脱線したな。いや脱線というわけではないがホリ譚に話を戻そう。鑑賞会をしたあとすぐに、ほんとに30分も経たないうちにxxxHOLiCの漫画を全巻と話が交わっているツバサ関係全巻を購入。いや、オタクの行動力は凄いなと我ながら感心する。漫画が届いてからは仕事の合間をぬって読み進める毎日。縁とかそういうの大好き。厨二病が再発するではないか、ハハハ。侑子さん、侑子さん、ゆうこさ…と情緒不安定に。

そんなこんなしているうちに「xxxHOLiC」 -續- のチケットに応募し行けることに。私はよく舞台に赴くが友人は初の現場。ずっと前から準備をし、何も着ていこうグッズはどうするそんな相談をしていた。こちら着物も好むオタク、今回は着物で観劇しようか、合わせはどうしよう、着崩れず遠征できるかなどワクワクだった。それもあって、太田さんが入院されると聞いた時はもしやと思ってしまった。舞台の中止は経験したことがあるが、ここまで育ってしまった気持ちを簡単には理解できなかった。ホリ譚の世界を堪能するために初日の配信も観ていないし、ネタバレもできるだけ踏まずに生きていた。この状態になると観てけばよかったと思っても後の祭り。やっぱり舞台は生物で何があるかわからない。見れる時にみる。推せる時に推すを改めて学びましたとさ。

さぁずるずるぐだぐだ言ってもしょうがないが、こう言語化してアウトプットすることで消化できるので綴ってみた。

太田基裕さんの体調が早くよくなりますように。
演劇調異譚「xxxHOLiC」 -續- がまたどこかで紡がれますように。

『繋がった縁は巡り巡ってまた戻る
         すべてはヒトの願い故』

(本音を言うなら、初日のアーカイブ配信とかしません?公式様…)

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