見出し画像

「夫夫ごはん」始まりました

始めるきっかけ

何か自分たちゲイの間で、ヒットするアプリを作ろう。
集まった3人は、夫夫生活15年のイラストレーターとマーケターのカップル、そして夫夫生活13年のエンジニア。
たぶん自分たちが当事者として楽しめるものでないと的を得たものが作れないだろうし、 続けるモチベーションがもたないだろう。ということで、 夫夫ふたりで参加して楽しめるアプリの試行錯誤が始まりました。

夫夫の現状

だいたいの夫夫は、身を潜めて生きています。
できれば周りの人に本当の関係を知られたくないと思って生活しているので、親族や近所のコミュニティ参加する機会もほぼ無し。
せいぜい仲の良い夫夫同士でたまに会う、という程度が大多数でしょうか。
(もちろん自分たちの知人にも、お互いの親に紹介して会食を楽しむ先進的な夫夫や、趣味のサークルに夫夫で参加したり、毎晩のように夫夫で飲みに出る仲良しさんもいます!)

子育てするわけでもないので、そもそも夫夫の関係が希薄。
夫夫としてコミュニティの接点が少ない。
こういう状況なので、夫夫ふたりの殻に閉じこもっている。ごく一部の人にしか知られてないけど、そうしている方が楽。そんな夫夫がほとんどではないでしょうか。

現状にはない楽しさ・充実を生み出したい

今でも十分楽しいし満足。
そう、いつの時代も今あるもので十分なんです。新しいツールが出てくるまでは。
新しいツールが出てくると、もうそれが無かった過去には戻れなくなる。
自分たちが目指すのはそんなツール、「ヒットするアプリ」の創造です。

夫夫の時間を、さらに楽しく充実した良い時間を過ごせるアプリは?

  • 夫夫の会話が増えるようなタスクが生まれるアプリ

  • 夫夫が他のいろんな夫夫を参考にして、良いところを取り入れられるアプリ

  • 夫夫同士のつながりを広げるアプリ

まずは、食を通じてユルいつながりを作ってみたい

インターネットのコミュニティとして、ゲイの間でもInstagramをやっている人は多いです。
でもアップする写真は個人活動中心で、なかなか夫夫で過ごす姿が出ることは少ない。そして、Instagramは映えてナンボなので、非日常しか上がってこない。

毎回映えてるわけじゃないけど、夫夫の些細でリアルな日常を、夫夫同士で共有して、ユルいつながりを作ってみてはどうだろうか。

お題はどんな夫夫も必ずする食事を選びました。
料理が得意な人がいつも腕をふるって作るご馳走、シンプルだけど丁寧な時短料理、近所のお気に入りの食堂、ご飯は別だったけどスイーツは一緒に食べた、などなど。
「またあの人たちこれ作ってたよ」
「今日あの店に食べに行ったんだって」
そんな夫夫の会話が生まれることを目指そうと思いました。

食の写真とエピソードだけでは、コミュニティ形成が難しい

テスト期間中は開発者の仲間で投稿し合っていましたが、そこには夫夫特有の難しさがあります。

  • 普段は身を潜めているので、画像が流出しやすいインターネット空間では、夫夫の姿を発信したいと思う人がほぼいない。

  • 同じ夫夫仲間であっても、不特定多数の人に、自分たちが夫夫だと知られたくない

  • アバターでは誰の発信か認識できず、盛り上がりに欠ける

  • そもそも個人活動を優先する人が多く、なかなか夫夫コミュニティの参加定着が進まないかもしれない

このあたりのバランスを探りながら、夫夫生活がさらに楽しく・充実するようなヒットアプリにして行けたらと考えています。