マガジンのカバー画像

好きなnote

85
私の好き!と感じたnoteをまとめています。素敵!わかる!枕元に置いておきたい!と感じたnoteばかりです。ぜひのぞいてみてください。
運営しているクリエイター

#毎日更新

私だけが知る、約束の行末。

私だけが知る、約束の行末。

「35歳になってもお互い独身だったら、その時は結婚しようか」

未練を残しながら別れたカップルの、別れ際のありふれた口約束。本気になんてしていないけれど、心の片隅にずっしりと居座っている、あの日の約束。

+++

彼と出会ったのは、23歳の春だった。女ばかりの職場で出会いもなく、職場と家の往復ばかりの日々だと嘆く私に、みかねた友達が引き合わせてくれた。友達が職場の同期や大学時代の友達を集

もっとみる
「遊ぶ」約束がしたい

「遊ぶ」約束がしたい

いつからこんなにインドアになったんだろうか。

今日も相変わらずベッドの上でごろごろしながらふと気が付いた。

インドア派かアウトドア派かと聞かれたら多分インドア派だと思う。多分、と答えたのは旅に出ることがすきだし、行けば1日中ふらふらと街中を歩いて気付けば10kmくらい歩いていた…なんてことはざらだから。

だけど、そうじゃないときは基本的におうちにいる。小さなころからの唯一の趣味は読書だし、こ

もっとみる

たまには誰かに甘えたい。

どうにも最近、自分の心の醜さにうんざりすることが多い。いい子ぶることすら下手になってきたように思う。前はもっとうまくやれたのに。

いつもイライラして何かとケチばっかりつけている独り身のおばあさんの姿がふと浮かぶ。このままいくと、私もそうなってしまうのだろうか。いとも簡単に想像できてしまい、途端にゾッとする。

あぁいやだ。そうはなりたくはない。

きっと、そういう人だってなりたくてそうなったんじ

もっとみる
近所のおもしろい姉さんでいたいだけなのよ。

近所のおもしろい姉さんでいたいだけなのよ。

おひとりさまを公表していると、なんでもかんでも恋愛に結び付けられることがある。そういう面でちょっぴり面倒臭い。ただ私は、近所のおもろしろいねえさんくらいの立ち位置でいたいだけなのに。

パートナーがいる異性と仲良くなることが多い。色恋抜きに、人として仲良くなる。惚れた腫れたを気にせずに済むから、その点は気楽だ。けれど、向こうはどうだろう。"こいつ俺に惚れてんじゃないか?"なんて思われてやいないだろ

もっとみる
叶えたい事ひとつ、今年も追いかけたい。

叶えたい事ひとつ、今年も追いかけたい。

今年も「旅する日本語展」の企画がやってきた。私はどうしても、この企画だけは喉から手が出るほど受賞したい。受賞して飾られたところを見て欲しい人がいるから。なので、今年は昨年よりも頑張りたい。

+++

昨年もちょこちょこと応募したのだけれど、まぁ難しかったのを覚えている。原稿用紙1枚分で綴るのは思ったより表現に限りがあり難しく、そして想像以上に面白かった。この企画がきっかけで書く事の楽しさに目覚

もっとみる
物語のように、人生を転じさせたい。それまでは、じっくりいくのだ。

物語のように、人生を転じさせたい。それまでは、じっくりいくのだ。

物語の始めは、平坦で淡々としているものだ。それが中盤から後半にかけて一気に面白くなっていく。動きが少なくて地味でつまらなかったものが、後半で生きてくる。

人生も、そうなのかもしれない。

+++

若いうちは下積みとして苦労しながら学んでいったり、目指す先に悩んで人生の迷子になったり。先は見えないし、淡々と過ぎていく日々に嫌気がさしたり。

人生100年というのなら、私の物語はまだ半分も

もっとみる
誰のことも削らず、削られず

誰のことも削らず、削られず

大好きなドラマ「獣になれない私たち」のシナリオブックを読んでいる。タイトルは、巻末にあった脚本家の野木亜希子さんの言葉から。

誰のことも、削らない、削られない。その両方が必要だ、と切に思う。

「削られない」ことが大事なのはもちろんだけど、つい、「(自分以外の人を)削らない」ことに対しては気をぬいてしまいそうになる。

中学生くらいまでは委員長タイプだったので、よく学級委員とか生徒会員とかをやっ

もっとみる
note1ヶ月目の私へ。

note1ヶ月目の私へ。

2018年4月。noteとクラウドソーシングを始めるためにMacBookを買った。登録したのになかなか書けなくて、ある日勢いのままに書いた1つ目のnoteから、全てが始まった。

振り返ってみると、それでもありがたい数字だなぁと思う。だぁれも知り合いのいない中でポツンと始めたあの日から、じわじわと増えていった大切な人たち。

不安と虚無感の中で模索するnote1ヶ月目の私に、そして、新しいことを始

もっとみる
はじめの一歩で何をするかって、そこまで大事じゃなかったりするらしい。

はじめの一歩で何をするかって、そこまで大事じゃなかったりするらしい。

何かを始める"はじめの一歩"って、意気込みすぎてなかなか踏み出せなくなってしまったりする。けれど、その一歩のクオリティーやなんやって、そこまで気にするモンじゃない。気にしてなかなか踏み出せないより、踏み出しちゃってそこから成長していけば良い。

+++

6月1日から始めた毎日投稿も、もうすぐ丸1年。ここらでちょっと新しいことを始めたいなと思い、あれこれ模索しているこの頃。Instagramで"サ

もっとみる

楽しみにしてくれている人が1人いるだけで。

"たくさんの人に読まれるものにしたい"
という思いはある。すごくある。けれど、結局はたった1人にでも響けばすごく嬉しいのだ。その1人がいるだけで、救われるものだよなぁ思う。

誰かのちょっとしたスキマ時間に読んでもらえるような、そんなnoteを続けたい。私が月曜日の「週刊まえだー」をゆるゆると楽しみにしているように、金曜の夜を楽しみにしてもらえるようになれたらいいなと思っている。

たまに、「楽し

もっとみる
覗かないでおく、ということ

覗かないでおく、ということ

旅先で出会った人と、思いがけず深い話をすることがある。お互いの悩みを打ち明けたり、過去の傷について聞いたり、将来の相談を受けたり。

それはたぶん、お互いのことを知らない同士だからこそ話せるのだと思う。

自分に対する先入観も持たれていないし、過去のことも知らなければ未来の責任を負う必要もない。そんな気軽で薄い関係だからこそ、腹を割って話せる。ふだんは見せない自分の姿を、さらけ出すことができる。

もっとみる
誰かに話すことで、"なんとなく"を言語化していく。

誰かに話すことで、"なんとなく"を言語化していく。

noteを運営する会社、ピースオブケイクに行ってきた。ずっとお会いしたかった、水Pことみずのけいすけさんとお話する機会を頂いたので。

着く前は、ずっとドキドキしていた。仕事中はお腹が減っていたのに、いざ仕事が終わって向かうとなると、緊張して空腹を感じないほどに。なんだか落ち着かなくて、胃がそわそわして食べる気が起きなかった。

見慣れてきたビルの4階につき、なにやら賑やかなピ社にそぉっと入る。そ

もっとみる

家という、いちばん小さな社会のなかで

私はいま、同居人とふたり暮らしをしている。いっしょに暮らし始めて、そろそろ9か月くらいだろうか。

「同棲」という言葉を使うと、なんだかこう、情熱的?パッション?なイメージをもたれがちなのだけど、私たちの場合はわりと現実的な理由(=生活費を節約したい)があって一緒に住み始めた。

それもあってか、さいしょの頃からどこかしら、同棲というよりは「共同生活」に近い空気感のなかで暮らしている。

たとえば

もっとみる
それでもやっぱり「ハリポタ日本語訳は最高だ」と叫びたい

それでもやっぱり「ハリポタ日本語訳は最高だ」と叫びたい

私がハリー・ポッターと出会ったのは、8才のとき。高校で英語を教えている母が原書を読んでハマり、「ぽんず、この本絶対好きだよ」とすすめてくれたのがきっかけだった。

もちろんその頃の私に原書など読めるはずもなく、松岡佑子さんの訳した日本語版を手に取った。

読みはじめて数ページで、「あ、これ好きなやつだ」と確信した。素直におもしろいというのが恥ずかしくて、「お母さんがすすめてくれた本、悪くないと思う

もっとみる