見出し画像

ちょっとそこまでお散歩しに

私はお散歩が大好き。
今までも何度もお散歩についてnoteを書こうとしてきたけれど、どれも下書きどまりだったので、今日は先日図書館までお散歩したお話を。
その他のお散歩のお話はまた今度のお楽しみに。
それではお散歩物語スタートです。


今朝も暑くて暑くて溶けそうな朝だった。
今年の暑さは異常だ。
もう夏みたいだ。

私は2週間に1回は図書館へ行く。
児童文学が好きで、noteでも紹介したこそあどの森シリーズや、最近読み始めたくまのパディントン。
イギリスの暮らし関連の本で井形慶子さんの本や、イラストレーターの田村せつこさんの本など、気になった本を大量に借りるのが好き。
お金を気にせず、思う存分本を読むために図書館へ行くのが楽しみだ。

図書館へは歩いて25分くらい、自転車や車で行くのが早くてベストだけれど、断然図書館まで歩く方が好きだ。
図書館までの歩く時間が好きだったりするくらい。
今朝は暑くて25分も歩けそうになかったので、最寄り駅まではバスで、そのあとは歩いて図書館へ向かった。

図書館の近くには大きな川が流れている。
川岸に沿って桜の木が植えてあって、春は桜並木、夏は木陰になってくれるお気に入りスポット。
川に沿ってゆるやかにカーブを描くこの道のりが大好きだ。
川に向かってベンチもいくつかあるので、お休みの日にはパンを買ってほおばることもよくある。

河岸に咲くこのお花も好き。
誰かが植えてくれたのかな。
遠くから見ると桃色のカーブがずっと続いていて綺麗。

今朝は川岸に釣り少年が釣り針に一生懸命えさをつけていた。
よくここを歩いてはいたけれど、釣り少年を見かけたのは初めて。
なにか魚が釣れるのかしら。
こんなふうに考えを思いめぐらせるこの時間も好きだ。

少し歩くと大きくて白い水鳥が川を歩いていた。
いつも一羽でいて、どこからやってくるのかわからない不思議な鳥だ。
大きくて白い水鳥はとても目立って、思わず見とれてしまう。
ひょいひょいと器用に川の中を歩いていく水鳥。
バシャっと顔を突っ込んだかと思いきやくちばしにきらきら光る魚をくわえていた。
魚本当にいるんだ…!
釣り少年がえさをつけていた理由がわかった。

昔は鯉がよく泳いでいたような…と思いながら歩いていると、本当に1匹の大きな鯉が泳いでいた。
目を見張るような赤金色の鯉。
今も鯉いるんだ…!
と喜びを感じながらしばらく観察していた。
水鳥と鯉はほんの数歩の距離にいたけれど、水鳥は鯉を狙わないらしく、それぞれが自由に川の中を漂っていた。
赤い鯉と白い水鳥のコントラストが綺麗だった。


そんなお気に入りスポットでの嬉しい発見をしながら、ずんずんと歩みを進める。
今朝の最終目的地は図書館だ。
けれど、この図書館までのお散歩が実は一番の楽しみだったりする。
なんでもない道がゆっくり歩くだけで特別になる。
だからお散歩の時間が大好き。

もうしばらくしたら梅雨がやってくるだろう。
梅雨が明けたら本格的な夏が始まる。
お散歩が楽しめるのも今がチャンスかも。

お休みの日、特に予定がない人も、どこかへお出かけする予定がある人も、ちょっとそこまでお散歩してみませんか?
朝早い時間や夕暮れ時のお散歩も素敵かもしれません。
ちょっとそこまでお散歩おすすめです。


今日の絵本
「ちょっとそこまでぱんかいに」

こちらの絵本は今日のnoteのタイトルの元となったものです。
小さいころこの絵本が大好きで、自転車で雲を登るのはどんなふうだろう?おひさまパンってどんな味なんだろう?ともくもくと想像を巡らせたものです。

”ちょっとそこまでぱんかいに”
とっても素敵な響きですよね。
こんな気持ちでお散歩もしてもらえたらな、そんな気持ちで今日のタイトルにさせてもらいました。

図書館までお散歩をして、「ちょっとそこまでぱんかいに」を借りて、ほくほくした休日を過ごすのもいいかもしれないですね。
日曜日、良い休日をお過ごしください。

遊びにきてくださりありがとうございます。少しのリアクションが励みになります。ここでいただいたサポートは夢のために大切に使わせていただきます。