昨日のぷらぷら日記 1/17 女の子な話

昨日はからだがとてもしんどかった。
大好きなお仕事のはずなのに、腰が痛くて、眠くて、足がパンパンにむくんでいて、早く帰りたくてたまらなかった。
いつもなら自然とできている声出しも、気づいたら全然していなかったし、在庫整理していたマスキングテープなんか6回も落としてしまった。
早く帰って横になりたかった。

ここのところ気分が落ち込み気味だった原因が昨日になってわかった。
PMS(月経前症候群)だった。
最近になってやっとPMSというものがわかるようになった。


大学生まで私は女の子の日が全く安定していなかった。
一番の原因は高校生のときにやった過度な食事制限によるダイエットだろうと思うのだけれど、ストレスも原因の1つだったと思う。

高校生のころ、バスケで太くなった足と丸顔がコンプレックスで、細くて華奢な足とシュッとした顎に憧れてダイエットをしたことがある。
理想の足と顎を持っているモデルさんたちは揃いに揃って華奢だったから、ガリガリに痩せたいと思うようになり、ごはんをできるだけ食べないダイエットをしてしまった。

お肉や油、お砂糖をまるで毒かのように避け、少量のごはんで済ませるようになり、お腹が空きすぎて足がガクガク震えることに快感を覚えたり、ごはんをあまり食べないで済んだ日に心底喜んだりしていた。
完璧主義な私はどんどん自分を追い込み、理想のガリガリになるために、いかにごはんを食べずにいられるかばかり考えていて、今考えると異常だった。

けれどどんなに体重が落ちても足は細くならなかったし、顔の輪郭は変わらず丸顔のままで、気づいたら半年も女の子の日が来ていなかった。
そのときに初めてこれは危ないかもしれないと危機感を覚え、ダイエットをやめることができた。
拒食症になりかけていた私にストップをかけることができたのだった。

それっきりダイエットはやめたのだけれど、女の子の日が安定したわけではなく、3ヶ月ちゃんと来たらいい方だった。

次に異常をきたしたのは高校3年生の大学受験の年。
この1年間は本当に毎日追い込まれていて学校生活の記憶がないのだけれど、卒業してから気づいたのが1年間1回も女の子の日が来ていなかったということ。
しかもそれに自分自身が気づいていなかった。

その後もさすがに1年来ないなんてことはなかったけれど、1年間毎月ちゃんと来た年は今まで1回もなく、だいたい何ヶ月かに1回お休みの月があった。

そんな感じで安定しないから予測アプリではエラーが出るし、定期的にまた3ヶ月来ていない…みたいなことがよくあった。
それでたまに不安になっていたのだけれど、大学生のときスクールカウンセラーの先生の勧めで病院に行ってみた。
病院に行くことで不安要素が減るから精神的にもいいだろうとおっしゃってくれたのだ。
病院に行き、貧血になりながら採血され、検査をしたのだけれど、結果は特に異常なし。
薬をもらって女の子の日を来させるようにしてもらった。

それからやっと前よりちゃんと女の子の日が来るようになった。
まだまだ数ヶ月に1回お休みの月が出てきていたのだけれど、前に比べるととても良くなっていた。

女の子の日がちゃんと来るようになると、精神的に調子の良くない日のリズムもできるようになった。
前まではそういった気分の落ち込みに関係するホルモンが乱れていたから、2週間くらいずっと気分が落ち込んでいたりして大変だったけれど、今では落ち込む期間も短くなった。
それに予測もできるようになった。
気分が落ち込むということはそろそろ来るかも…といった具合に。

少し前までは友達や女の子たちがPMSのことを言っていると、そういうものがあるんだ…とどこか他人事のように感じていたけれど、最近は自分ごとになった。
PMSってしんどいし、きついし、大変。
でもちゃんとPMSが来るというのは嬉しい。
安定してきている証拠だし、原因がわかるから対処しやすい。

新卒で就職した場所でもストレスかたぶん過労で女の子の日が来なくなっていたのだけれど、最近やっと安定してきた。
なんだか気分が上がらない日が続くというのはそういうことなのか。

そんなときは無理にがんばらずに思う存分甘やかして上手くPMSとか女の子の日とかに付き合っていきたいな。


そして最後にこのnoteで伝えたかったことを。
若い女の子たちへ。
十分な知識を持たずに過度なダイエットはしない方がいいよということ。
私ではない誰かを目指して無理にがんばるのはものすごく苦しい。
どんなにがんばっても私はあの子にはなれないから。
それよりも自分の好きなところや魅力的なところを見つけて、それを生かしたファッションやメイクをする方がずっと楽しくて、ナチュラルにかわいいし素敵。
だから無理にかわいいを作ろうとしなくても、かわいいは私の中に、そしてあなたの中にある。
そのままで十分素敵だよ。

ガリガリだったころ、お母さんは言葉にはっきり出さずともあきらかに心配していた。
でも性別が違うとそこらへんがよくわからないらしくお父さんや弟は私の過度なガリガリ具合にあまり気づいていなかった。
それがいまだに残っていて、お父さんや弟は今でも「昔は細かったのにね。」と無神経にも私に言ったりする。
今の私なら「いいや、今の方がずっといい。」と返せるくらいに強くなったけれど、コンプレックスに感じていたとしたらまたガリガリになろうとしていたと思う。
だから、家族であっても外見についてあれこれ言うのは良くないのではないかなと思ったりする。
特に若い女の子には言わないでほしいな。

女の人は細くなりたがるけれど、男の人は筋肉をつけたがるような気がする。
私はどっちかというと筋肉は全くいらないし、細い男の人が好みなのだけれど、どうやらその細さをコンプレックスと思っている男の人たちもいるらしい。
細いから嫌だ、みたいな。
でも私が男の人の細いところを好きって思うように、自分のコンプレックスをいい!と思ってくれる人もいるんじゃないかな。
だから案外コンプレックスを無理に改善しようとしなくてもいいのかもしれないね。

自分の中に秘めたるかわいいに気づけた女子がナチュラルに一番かわいい。
(おわり)

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