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2つのアラベスクby C.Debussy

  半年前、小学生高学年(?)の男の子が「ドビュッシーのアラベスク」を弾いている。と テレビで言っていたので、どんな曲なのか知りたくて早速楽譜を買ってきた。
そうしたら、あらまあ!
#が4つも5つも付いていて、左手旋律がヘ音記号から 急にト音記号🎼に変わったり、と!!

そもそも「アラベスク」とは なんぞや?
 アラベスク【arabesque(フランス)】
(「アラビア風の」の意)
①アラビア人の創意に始まる、イスラム美術装飾模様。
 円に内接・外接する多角形を基礎とする幾何学的もようと植物の葉・花・蔓(つる)等を流麗な唐草模様にしたものとがある。イスラム建築の装飾に広く用いる。イスラム模様、アラビア模様。
②アラビア模様のような装飾的で幻想な器楽曲。
③トルコ歌謡のジャンルの1つ
④クラシック・バレイの基本ポーズの1つ
                   (広辞苑 byCASIO電子辞書)


 ZEN-ONのピース版
   DEUX ARABESQUES 2つのアラベスク
 
 と、2部曲になっている。

ドビュッシーについて
 ドビュッシーは印象主義音楽を確立したことにより、新しいピアニズムを創造した。彼がピアノ音楽において独特の様式に徹していたことは、丁度
19世紀にショパンが同じくピアノ音楽で実現した独創性に匹敵する。
ドビュッシーの音楽は、音楽以外の芸術領域から極めて多くの影響を受け、過去の音楽を全く異なった者に変容したのである。
ショパンを「ピアノの詩人」というならば、ドビュッシーは「ピアノの画家」といえよう、二つのアラベスクは、ドビュッシーの最も初期の産物で、まださまざまな作曲家の作品に影響を受けていた頃のものである。この曲によって作曲者の表そうとしたもの、それは表題通りの唐草模様の絵画的描写として、繊細な線の構図と印象的な色彩の美しさとを巧みに扱っている。
第1曲はアルベージュによるなだらかな曲
第2曲は舞踊のリズムによって純潔な人間の喜悦をあらわしたものである。
                        (ピース版の解説)

 私はまだ楽譜を見るのがやっとであるが、なんとなく感じていたことが
この解説に充分書き現わされていて、さすが!と、「グ」の出る所もなかった。
しばらくの間は この曲にクビタッケになりそうだけど、毎日一回は弾かないと 又一からやり直すことになりぞうだ。
 私は気分屋で浮気性だから、それができるかどうか? が 問題だ!

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