見出し画像

家電量販店の仕事について

 私は家電量販店でメーカー販売員として派遣社員として働いている。メーカー販売員として10年前後になる。家電量販店には15年前後、関わっている。
 メーカー販売員は基本的に自社メーカーを売るのが仕事だ。しかし今の時代、それだけでは少し足りない。逆に言うと立たせて頂く家電量販店と来て頂くお客様にとってメリットになる事が大事でその中で自社が販売できれば良いと言うスタンスが令和スタイルだ。
 メーカーの偉い人が聞いたらメーカーを販売を最優先にすべきと言いそうだ。しかし自分の利益を追求して先に実は最も自分のメリットになるとは限らないのが世の中だ!
 なぜなら担当の家電製品の接客にすべて自分が接客できないからだ。要はお店の他のスタッフが接客する回数の方が多いのだ。そうなると他の接客した人が何を売るかが大事なポイントになる。そうなると私が接客して自社を強引に売ろうとして販売を逃す機会が多くなるよりも、しっかり売り切る、どちらがお店にとって利益になるかは言わずもがな。
 これはわかっていても、なかなか出来ない。欲が出てしまうし数字が悪かったりすると強引に行きたくなる、変に力が入って逆に良くないのはわかっているがメンタルをうまくコントロールできない。人間とは不思議なものだ。
 詰まる所、一種の修行に近いのかもしれない。欲を捨てて徳を積む作業の果てにこそ真実の形があるかも。こんなことを考えながら今日も生きている。

この記事が参加している募集

業界あるある

私のイチオシ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?