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眠れない夜は揚げ物に添えられたレタスに思いを馳せる

現在、3:59。

「もうすぐ4:00になる。」と思っていたら、
スマホのアラームが鳴り始めた。

4:00。私がいつも起きる時間だ。

23:30 布団に入り、2:00に目が覚めた。
そこからはダラダラとユーチューブを見て過ごしたり、
なんとなくノートを開いて思考のメモをとったりした。

深夜2:00のふわふわした頭で書いたメモなんて、
どうせ役に立たないだろうに。

“ユーチューブだけ見てたんじゃ、さすがに情けない体たらくが過ぎる”
という理由で書き起こされた、役に立たないメモたちが可哀そうだ。
役に立たないまま残されて。

まるで、揚げ物に申し訳程度に添えられたレタスのようだ。
レタスの一枚や二枚が、揚げ物に対してなんの効力も持たないことは誰の目にも明らかである。

それでも、“揚げ物だけ乗せたんじゃ、さすがにちょっと、ねぇ”
という理由でレタスは今日も添えられ続ける。
役に立たないことを分かられたまま。

とにもかくにも、今日は全く眠れない夜を過ごしてしまった。

昨日、久しぶりに大学時代の友達とご飯を食べた。
新大久保のチキン屋さん。
久しぶりの刺激的な味に、胃袋が躍っているのか、戦闘態勢を整えているのか、キュルルと鳴り出す。

チキンの後は、韓国風のお洒落なカフェでのんびりガールズトーク。
と思いきや、昨日は一味違った。
韓国風味を帯びたからか、少々こちらも刺激的な内容。

私たちは、私たちの将来について意見を交わした。
みな社会に出て仕事を始め、思うところはそれぞれあるが、根本は一緒らしい。

「自由に働きたいよね」「人付き合いって大変だよね」「やりたいことに素直に挑戦してみたいよね」

当然と言えば当然だが、学生時代から私たちは、少しは変化しているのだと実感した。

刺激的なチキンと、刺激的な風味を帯びたガールズトーク。

眠れない夜の原因は、刺激の過剰摂取かもしれないし、
友達が残した呪いのせいかもしれない。

「カフェイン摂ると眠れなくなるよね。」

カフェインへの連勝記録を断ちたくない私は、
昨日食べたチキンの味を必死に思い出している。

カフェモカの記憶が新しい口で。

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