昔の話ですいません

日々、「ひとりビートル音源」や、「駄しゃべり動画」をアップしてると、ネタがつきてしまいそうなので、本業である文章でもと。反応もリサーチしたいしね……。(←三点リーダー罫はふたつ並べるのが業界ルールよww)

これから書くことは「ものづくり」にとって非常に参考になることだと思ってます。しかし、そこに行く前にかなりの「プロローグ」を必要としてしまうんだなあ。

え~、私は樹海地方に生まれ育ちました。ロックにしびれましたが、田舎ロッカーは、界隈に音楽スタジオなどなく、本格的な「バンド」を作れないジレンマを抱えていました。あるとき、「サザンオールスターズ」が、大学のサークルから生まれたという情報を得た私は、「東京近辺の大学に行けばサザンみたいなバンドが作れる!」と多いなる誤解を脳内インプットし、それまで学業そっちのけで「クラプトンのビブラートはどうやって出すんだ?」とギターの練習ばかりしていたのですが、とにかく「東京の大学に行かないとサザンはつくれないんだ」と学業モードに転向。大学に受かって、音楽サークルに入って「バイソンズ」という、将来をかけてもいいと思えるバンドを結成することができました。

大学4年、周りの人々は就職活動とやらにいそしんでいました。当時は「バブル」だったので、その気になれば誰でも会社に入れる時代でした。しかし、間違ったロック感を持っていた私は、「企業の奴隷になんかなるものか!」と就職もせず、バンドの成功を夢見て、コンビニなどでバイトして生活していました。

25歳になったときでした。なんか妙な「節目感」を感じた私は、とりあえず就職だけはしておくか……なんて思ったのですが「新卒」でもない私を受け入れてくれたのは「エロ本会社」だけでした。エロ本といっても、コンビニとかでも売ってる系で、いわゆる「裏本」とは違います。きちんと出版ルールがあり、大日本印刷や凸版に印刷してもらうわけですから、「4色分解」だことの、「マゼンダ100,イエロー100」(これがみなさまがよく見る「赤」になるわけでして、マゼンダ100だけだとピンクになってしまう)などの色指定、さらに写真撮ってページデザインして文章書いてと、すべてをこなしました。なにしろ、一冊につきスタッフ2人とかしかいませんでしたから……。というわけ、本作りのノウハウはエロ本で学んだのです。さらにエロ本のいいところは「エロ」があればあとは何だっていいというところがありましたので、結構やりたい放題でした。

30歳になりました。また「節目感」を感じた私はバンドを解散、ついでに会社も辞めてしまいました。いい時代でした。5年しか勤務していなかったのに、悪くない「退職金」を手にしました。その退職金で私は「Mac」を買ったのです。「これからはDTPの時代だ、パソコンで本を作るのだ~!」と気合いだけはあったのですが、当時、まだ、大日本印刷も凸版印刷も「データ入稿」を受け付けてくれていませんでした。「お、俺のMacは宝の持ち腐れなのか……」意気消沈した私ですが、思わぬジャンルで「Mac」が火を吹くことになりました。もちろん、出版業界ではありません。なんと、「エロゲー制作」だったのです(またエロかよ)。

……なんと、ここまでがプロローグ。この後、「プログラム」の知識もない私がどうやって「エロゲー」を、しかもそこそこヒットした作品を生み出せたのかは、気が向いたら書こうと思います。

結構長いねwww

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