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レアル・ベティス 1月の通信簿


・成績 5勝2分
2021/1/3/00:15  17 セビージャ(H) 1-1 △
2021/1/7/01:00  2回戦 UDムティルベラ 3-1 〇
2021/1/12/05:00  18 ウエスカ(A) 2-0 〇
2021/1/18/00:00  L32 スポルティング・ヒホン 2-0 〇
2021/1/21/05:00  19 セルタ・デ・ビーゴ(H) 2-1 〇
2021/1/24/02:30  20 レアル・ソシエダ(A)  2-2 △
2021/1/27/05:00  L16 レアル・ソシエダ 3ー1 〇

・軽く感想
 前半戦から考えると、一カ月無敗なんて全く予想できない結果でした。今季のベティスは上位相手に勝ち点が取れないという傾向があります。なので、応援しているクラブだから勝つのを信じるという贔屓を抜きにして、セビージャ、ソシエダには負けると思っていました。しかし、リーグ戦は共に引き分け、カップ戦では延長戦の末勝利し、また予想外の選手の活躍もあり最高の1月を過ごすことができました。気分はまるでセティエン政権の1シーズン目後半戦でした。

・通信簿(A~D評価[Aが高い]/リ=リーグ戦/カ=カップ戦)
GK No.1 ジョエル・ロブレス 評価A
【リ=2試合3失点/180分/黄×1】【カ=3試合2失点/270分】
 セビージャ戦とウエスカ戦以外全試合に出場。1月前までは公式戦10試合15失点と1試合1失点以上だったが、1月は5試合5失点と踏ん張った。5失点はしているもののファインセーブがかなり多く特に1対1はほぼ決められておらず、カウンターを受けることが多いチームへの貢献度は素晴らしい。

GK No.25 クラウディオ・ブラボ 評価D
【リ=2試合1失点 180分】
 2試合4セーブとまあまあな結果。失点はダービーでのスソのゴラッソだけだが、怪我での稼働率の低さがマイナス。1月はウエスカ戦終盤で岡崎のシュートを止めた印象しかない。

DF No.2 マルティン・モントーヤ 評価C
【カ=1試合(1先発)1アシスト/105分】
 2日のダービー前日にコロナウイルス陽性反応が出てしまい、ヒホン戦まで離脱。今季はリーグ戦ではエメルソンの控えという扱いの為、出場はカップ戦に限られるのだがそれにも出場できず。しかし復帰後唯一出場したカップ戦ソシエダ戦は同点弾をアシストし調子はいい事をアピールしている。

DF No.5 マルク・バルトラ 評価-
【0試合】
 12月のカディス戦以降怪我で出番なし。予想以上に離脱が長く心配。

DF No.6 ビクトル・ルイス 評価B
【リ=4試合(4先発)360分/黄×2】【カ=2試合(1先発1途中)154分/黄×1】
 バルトラが離脱後はレギュラーに定着。最初は安定感が無く見ていて不安しかなかったが、試合に出るたびに安定感が増してきている。1対1も強くビルドアップ時の落ち着きも見えてきた。2月以降のパフォーマンス向上への期待値は高い。

DF No.12 シジネイ 評価C
【リ=1試合(1途中)7分】【カ=3試合(3先発)236分】
 ビクトル・ルイスにポジション争いで負けて以降はカップ戦要員に。リーグ戦では1月は7分しか出場しておらずペジェグリーニの信用を掴み切れていない。ハイライトはシミュレーションでイジャラメンディを退場させたカップ戦のソシエダ戦。

DF No.15 アレックス・モレーノ 評価D
【リ=1試合(1途中)8分】【カ=2試合(2先発)210分】
 守備の不安定により、ミランダに完全にポジションを譲りベンチが定位置に。このままだとずっと控えだろう。

DF No.22 エメルソン 評価A
【リ=4試合(4先発)360分/1アシスト/黄×1】【カ=3試合(2先発1途中)185分/1得点】
 絶対的レギュラーとして右サイドからダイナミックな攻撃を仕掛ける。カードの多さが難点だったが何とか1枚に抑えた。ウエスカ戦でようやく今季初アシスト。ヘディングが強いボルハ・イグレシアスの調子が上がっているので、2月は彼のクロスからイグレシアスが合わせるという形が見たい。

DF No.23 アイサ・マンディ 評価A
【リ=4試合(4先発)360分/1得点】【カ=2試合(2先発)210分】
 ホアキン、グアルダードの出場機会が減った1月はキャプテンとしてチームを引っ張った。ダービーでのミスを除けばほぼ文句なしの活躍。契約延長についての情報が無いのがファンとしては不安。

DF No.33 ファン・ミランダ 評価B
【リ=4試合(4先発)360分/黄×2】【カ=1試合(1先発)90分】
 アレックス・モレーノから完全に定位置を奪った形で1月のリーグ戦全試合フル出場。守備が安定しており、モレーノの時より落ち着いて見れる。ただ攻撃面への貢献度がもう少し欲しい。エメルソンと同じくイグレシアスへのアシストが見たい。

MF No.3 ビクトル・カマラサ 評価-
【0試合】
 復帰待ってます!

MF No.4 ポール・アコク 評価B
【リ=3試合(2先発1途中)147分/黄×3/赤×1】【カ=3試合(3先発)265分/1アシスト】
 ギド・ロドリゲスの負傷により出番が増えた。ウエスカ戦でリーグ戦初先発するも82分に岡崎を倒し退場。苦い初先発となった。一方でカップ戦では主力として活躍しキレの良さを見せた。以外にもファーストタッチがめちゃくちゃ上手い。

MF No.8 ナビル・フェキル 評価A
【リ=4試合(4先発)348分/3アシスト】【カ=2試合(1先発1途中)102分】
 ダービーでのPK失敗を引きずらずにアシストを増やしチームに貢献。貢献度はカナレスとともにチームトップレベルだが得点が着いてこない。2月からはベティスBにいた弟ヤシンが昇格し共にプレーする。これがナビルに良い影響を与えて欲しい。

MF No.10 セルヒオ・カナレス 評価A
【リ=4試合(4先発)351分/4得点(1PK)/黄×1】【カ=2試合(2先発)165分/2得点(1PK)】
 12月のレバンテ戦で復帰して以降7試合8得点と大爆発。満場一致で1月のチームMVPだろう。現時点でリーグ戦14試合7得点4アシストとキャリアハイを更新するペースで、それは時間の問題だ。

MF No.14 ウィリアン・カルバーリョ 評価C
【リ=1試合(1途中)34分】【カ=1試合(途中)25分】
 1月はで怪我離脱。ベンフィカなどへの移籍も噂されたが残留。ソシエダ2連戦でやっと復帰し共に途中出場だったが相変わらずのパスセンスを魅せた。ボランチはギド・ロドリゲス、カナレス、ポール、グアルダードとポジション争いが激しいがレギュラーに定着できるか今後が楽しみ。

MF No.18 アンドレス・グアルダード 評価D
【リ=2試合(1先発1途中)78分】【カ=1試合(1途中)45分】
モントーヤ、ホアキンと共に、年明けにコロナウイルスの陽性反応があり半分以上を離脱。前半戦序盤でも怪我での離脱があり今季は出場機会を多くは得られていない。厳しい連戦がある2月に期待。

MF No.21 ギド・ロドリゲス 評価B
【リ=2試合(2先発)112分/黄×1】【カ=1試合(1先発)90分】
 累積やセルタ戦での負傷で1月の出場は減ったがそれまではチームトップの出場時間だった。守備時のポジショニングが素晴らしく、ポールやグアルダードがボランチの時に改めてその素晴らしさが分かる。負傷から復帰した2月はパフォーマンスの維持に期待。

MF No.28 ロドリ 評価B
【リ=4試合(4途中)95分】【カ=3試合(2先発1途中)224分/1得点/1アシスト/黄×1】
 ベティスの次世代マジシャンが1月は全試合に出場。リーグ戦での出場時間も伸び始め、カップ戦では主力として活躍。ヒホン戦での相手ハーフウェーライン付近からのドリブルでの独走ゴールは天才のようなゴールだった。またカップ戦のソシエダ戦でも逆転弾をアシストしベスト8進出へ貢献。素晴らしい成長をみせた一カ月だった。

FW No.7 ファンミ 評価C
【リ=1試合(1途中)11分】【カ=2試合(2先発)180分/1得点/1アシスト】
 カップ戦ではチームを勝利に導く活躍をしている一方で、リーグ戦での出番は僅か。同ポジション選手の活躍のせいもあり出番が中々増えないが、もう少し使われてもいいと思う。

No.9 ボルハ・イグレシアス 評価C
【リ=2試合(2途中)14分】【カ=3試合(1先発2途中)132分/2得点】
 1月序盤はいつものように出ても置物状態だったが、1月最後のソシエダ戦の延長戦に覚醒。利き足でない左足のループシュートで逆転弾を決めた。さらにホアキンのクロスを得意のヘディングでしっかり決めダメ押し弾と大活躍。ベティス加入後初の1試合複数得点でチームを勝利に導いた。試合後には苦労の末のゴールで涙を流した。2月以降の活躍も期待できる。

No.11 クリスティアン・テージョ 評価C
【リ=1試合(1途中)34分/1アシスト】【カ=2試合(1先発1途中)76分】
 レバンテ戦での怪我で1月は出場機会が限られた。ヒホン戦で復帰後の1月最後の試合のソシエダ戦で後半アディショナルタイムのホアキンの同点弾をアシストし貴重な勝ち点奪取に貢献した。

No.16 ロレン・モロン 評価D
【リ=4試合(4途中)323分】
 リーグ戦では先発するものの結果を残せず途中交代というパターンが多い。調子が良かったら入っているだろうというシーンがいくつかある。20~21は結果が着いて来ず苦しんでおり不調は1月も続いている。

No.17 ホアキン・サンチェス 評価A
【リ=1試合(1途中)12分/1得点/1アシスト】【カ=1試合(1途中)53分/1アシスト】
 正月明けにコロナウイルスに感染。復帰試合となったリーグ戦のソシエダ戦でクロスでのアシストや後半アディショナルタイムでの同点弾など12分で大仕事をやってのけ流石レジェンドと言わしめた。カップ戦のソシエダ戦でもダメ押し弾をアシストしクロス精度に衰えはないことを魅せた。

No.19 アントニオ・サナブリア 評価C
【リ=2試合(2途中)44分/1得点】【カ=2試合(2先発)148分/黄×1/赤×1】
 動きは他センターフォワードよりは良いものの結果はウエスカ戦でのダメ押し弾1ゴールのみ。ベティスでの最後の試合でレッドカードで退場。移籍先のトリノでコロナウイルス陽性反応が出るなど不運が続く。

No.20 ディエゴ・ライネス 評価B
【リ=4試合(4先発)328分/黄×1】【カ=3試合(3先発)230分/1アシスト/黄×1】
 テージョやホアキン、ルイバルの離脱で1月の全試合に先発出場。彼らが復帰後もレギュラーの座は譲らず、細かいタッチで多くのチャンスを作った。次世代スター候補が覚醒するまでもう少しという所でコロナウイルス陽性。2月はほぼ出れないか。

No.24 アイトール・ルイバル 評価C
【リ=3試合(3先発)210分】
 テージョ、ホアキンの離脱で本来の右サイドではなく左サイドでプレー。右利きだが右からのカットインが得意な為、左では右に居たときほど生き生きとしたプレーは見られなかった。セルタ戦で負傷し1月は3試合止まり。

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