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「しかし」でなく、「さらに」

みなさん、おはようございます。

経営のパーソナル・トレーナー、フジガッキーです!

今日は、昨日まで読んでいた本、『幸せのメカニズム』(前野隆司著)から、へー、なるほど!と感じたことをいくつかご紹介します。

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◆ 「笑顔になるから楽しい」

衝撃的な実験があります。ドイツの心理学者ストラックらの実験によると、ペンなどの棒を前歯でくわえると、唇でくわえた場合よりも、楽しい気分になったというのです。
棒を前歯で噛むことによって、笑った顔と同じような表情を無理やり作ると、楽しい気分になった、ということです。
わたしたちは、ふつう「楽しいから笑顔になる」と考えがちですが、この研究の結果は、「笑顔になるから楽しい」という因果もあり得ることを示しています。

なるほど!
私も、人からときおり「笑顔」がステキですねといわれ、キャッチコピーの中にも入れています。確かに笑うと幸せな気分になるような気がします。

◆ 北欧のバス停は明るい

北欧のバス停は、明るくライトアップされています。
これは、北欧は冬に日照時間が短く、うつ状態になりやすいので、それを防止するためなのだそうです。
だから、沈んだ気分になりそうなときには(もちろん、その原因を取り去るのが一番ですが)、部屋を明るくしたり、明るい戸外に出たりするのも一つの手なのです。

なるほど!
防犯上だけじゃないんですね。

◆ ポジティブな会話の極意

少々長いですが、お付き合いください。

上司から部下への指摘。
「▢▢の件、ダメじゃないか。✕✕は、もっと△△にしてくれないと」
問題点を否定形で指摘するタイプの会話です。よくありますよね。部下は、へこみます。自分のへまを指摘されているのですから。これはよくない指摘のしかたです。
ポジティブさが中くらいの指摘のしかた。
「▢▢の件。〇〇の点は良かった。ありがとう。しかし、✕✕は、もっと△△にしてくれないか」
ちょっとやさしいですよね。まずは、いい点を言ってから、悪い点も指摘。半分、いいことも言われていますから、半分はやる気が出ます。でも半分はへこむ。プラスマイナスゼロですね。へこみっぱなしのさっきの指摘よりは、まだいいですけど。
では、一番ポジティブな指摘のしかたとは。
「▢▢の件。〇〇の点は良かった。すばらしい。さらに、✕✕を△△にしたら、もっといいんじゃないかな」
まず、いい点の指摘。そのあとも、悪い点をネガティブに指摘するのではなく、ポジティブに助言する形になっています。これだったら、部下も「さすが、〇〇さん。そうですね。すぐに✕✕を△△にしてみます!」と元気に答えそうだと思いませんか。
「さらに」と助言する点が重要です。「しかし」や「ただし」といった否定ではない。

そして、

そうなんです。実は、会話の中で、ネガティブな表現なんて、一つも要らないんです。百パーセント不要。すべて、ポジティブな表現で伝えることができる。

なるほど、なるほど!
さすがに最初の全否定はないですが、ポジティブさ中くらいはよくやっていました。それすら要らないのだなあ、今日から試してみようと思いました。

◆ 「〇〇をしたい、私にはできます」

あなたの夢はなんですか?
こう聞くと、「できないと思うのですけど、〇〇です」と答える方が結構おられます。謙遜でしょうか。あるいは、照れ隠しでしょうか。
これは、本当に謙遜しなければならないとき、例えば、できるという自慢になってしまうようなときには、使った方がいい表現かもしれません。しかし、聞く方の身にもなってください。そんな、できるかどうか自信がない人を、あなたは助ける気になりますか。
「〇〇をしたい。でも、できないかもしれない」という人より「〇〇をしたい。私にはできます」という人のほうが、信頼し応援したくなりますよね。
「できないと思うんですが、〇〇です」というと、あなたの言葉を、あなた自身の脳も聞いているのです。聞くと、脳は聞いた内容を理解し記憶し定着しようとする方向に働きます。よって、自分はできないんだ、ということが頭の中にすり込まれていきます。

なるほど!!

いかがだったでしょうか。言葉一つでこんなにも自分や周りにも影響を与えられるって、素敵じゃないですか!

みなさんもことばで、well-beingな日常を送ってみませんか。

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タイトルの写真は、私のいつものウォーキングコース中にある、

「渋川あじさい公園」内での紫陽花です!

すこし早いでしょうか。色もまだ白や青みが多いように感じました。

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