貴方がリーダーならどうしますか?シリーズvol270 店長以外の役職で、主任とか、チーフとか…実際にはどのような仕事や役割なのか!?お悩みの経験ってございますか?

 スタッフ数が増えて参りますと、店長という役職の下に、チーフとか主任とか…の役職をつけているサロンをお見受けいたします。
 仕事や役割が明確であるなら、全然問題ないのですが、仕事や役割が明確ではないのに、就任させているサロンもありますよね。
 昔、私の会社もそうでした。
  一店舗で5人しかスタッフがいないのに、オーナー、店長、副店長、チーフ、サブチーフと、5人中5人が役職者でした。(笑)
 これといった役割や仕事があるわけでもなく、ただ何となく『役職を与えることによって、やる気になってもらおう…』という不純な理由でそうさせていたように思います。
 実際には就任後三カ月ぐらいはやる気になっていましたが、徐々に元のモチベーションへと下がっていました。
 そうなるのは当たり前で、名ばかりの役職ですので、実際には普段の業務が変わることはありませんので…。
 肩書を与えることは、一時的にモチベーションを上げることができたとしても、持続性はありませんよね。
 同じ与えるのであれば、『肩書』ではなく『遣り甲斐』を与えた方が、継続的なモチベーションを上げることができると思います。

 『遣り甲斐』とは、
1.誰かに喜んで頂ける仕事であること

2.望むゴール(成果)が明確であること

3.成果に対する報酬や手当が明確であること

 この3つが揃えば、肩書にふさわしいネーミングを付けられるとイイと思います。
 肩書が先でなく、あくまでも『遣り甲斐』を明確にしてから肩書名を考えられると、よろしいかと思います。
 例えば、
1.接客やサービスレベルを向上させることによって、よりお客様に満足して頂くための教育や仕組みづくりを仕事とします。

2.結果的にお客様アンケートの満足度を○○点アップさせ、リピート率も○%アップさせる。

3.その活動を行うための手当を毎月○○円、成果がでれば、+○○円支給する。
 肩書名を『サロンプロデューサー』でもいいですし、『サロンコンセルジェ』でもいいですし、『CSトレーナー』でもいいですし…

 大事なことは、肩書でスタッフをやる気にさせるのではなく、『遣り甲斐を与えることによって』やる気にさせた方が、健全で効果的な組織を作ることができると思います。


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