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#5 ぽつんと幸せ 『人の温もりはここからも』

  あなたは、日常で感じた幸せを数えてみるといくつ見つかりますか?
これは、普段からあまり気にしていない小さな幸せをオリンの日常の中からポツンと見つけ、記録していく日記です。

彼と付き合い当初に始めた交換日記。

小学校の頃にも友人と交換日記をした事があったが、必ず私の番で止まっていた。

今回も続くのかと心配だったけど、彼の事を知りたい気持ちが勝ってしまい交換日記を始めて1年が経った。

本当によくここまで沢山書いたなぁ…と関心した。彼から貰うまでのワクワク感と、順番が回ってきた時の何を書こうか考えている時間が凄く大好きで、いざ書き始めると話したいことばかりで話し言葉になってしまう。
これはLINEじゃないんだぞ!と言い聞かせながら書く。を毎回繰り返していた。

ちょうど交換日記を始めて1年が経った頃、
またもや私の番で止まっていた。
最近は彼も私も互いの事で忙しくなり書く余裕すらなく、交換日記の圧迫感が続いた。

そしてある日、私の心がポッカリ空いてしまい落ち込んでしまう日々が続いた。
寂しがり屋で心配性な性格のせいで余計に気持ちは不安定。

そんな時、部屋の隅で呆然としていたら、棚に入った交換日記と目が合った。

何も考えずに手が交換日記を求めていた。
開いてみると、そこには彼の優しい文字に私への想いが書かれたメッセージ。一緒に映画館へ行った時のチケットに 私が拾ってきた花びらが押花として貼ってあったり、楽しかった想い出だけじゃなく感謝の言葉も沢山。

『私、1人じゃないじゃん。こんな近くに支えてくれる人が居るのに。』
そう気づいた瞬間、涙が出た。

今を生きるのに疲れた私が、大切な人の言葉で生きようと思えた瞬間だった。

人が安心する時は人の温もりを感じた時。

それは手を繋いだり、ハグしたりと触れ合った時だけではなく、言葉や態度、親切な思いやりからでも伝わる事を改めて痛感した。

早くこの気持ちを彼に伝えよう。
交換日記が私を救ってくれた 『ポツンと幸せ』
でした。


皆さんの幸せもすぐ近くで見つかりますように。

現在、家族が難病を患っております。 お気持ちで構いません。少しでもサポートしていただける方がいらっしゃいましたら幸いです。家族の医療費のために使わせて頂きます。 記事を読んでくださりありがとうございます。