[映画]HOT SUMMER NIGHTS ホット・サマー・ナイツ

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HOT SUMMER NIGHTS ホット・サマー・ナイツ

長編デビューのイライジャ・バイナム監督。
90年代初頭のアメリカが舞台の、ブラックな青春映画です。

一人のヘタレな青年ダニエルが、ひと夏を過ごす海辺の街で大人になっていく過程を描いた作品…なんて言うと、甘酸っぱい爽やか青春映画っぽいですが
内容はなかなかに重め。そしてダーク。

主演のティモシー・シャラメが好演で。
いや狂演と言うべきか。

最初はどう考えてもヘタレなのに
地元で有名なワルのハンターとつるみ、あることで大儲け。
さらには地元でナンバーワン人気の女子マッケイラと、まさかの関係になるにつれ、顔に自信がみなぎり。
これが良い方に転がれば良かったのですが
悪い方へ…。

という、その移り変わりのお芝居が凄くて。
別人くらいに人相が変わっちゃってるのです。

さらには
ハンター役のアレックス・ロー(チャラこわい)
マッケイラ役のマイカ・モンロー(エロかわいい)
重要な役どころの二人も、しっかりピッタリ。
なので、どっぷりと作品の世界に浸ることができました。

ただ、ダニエルの行動には全く共感できませんでしたけどね。笑
「これもまた青春」
かもしれませんが、さすがに行き過ぎじゃないかと。

ちょっとしたイタズラ心が大騒動を招き…
ではすまないダニエルの調子乗りっぷり。
「誰しもあるかも」ではなく、自分とはもう別世界。

ダニエルがマッケイラにアプローチするくだりや、クライマックスの張り詰めた空気など、見応えあるシーンもありましたが
自分は根が小心者なもんで、どこか引いた目で観てしまってました。

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