[映画]引っ越し大名!

藤井ペイジです。
今までアメブロに書いていた映画の感想を、2019年9月分からこちらに書くことにしました。
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で、まずはこちら。

引っ越し大名!

土橋章宏さんの時代小説が原作。
「のぼうの城」などの犬童一心監督です。

エンターテイメントとしての面白さよりも、知識・勉強としての面白さでしたね。
僕にはですよ。
日本史の成績がすこぶる悪かった僕は、参勤交代は知っていても、国替えなんて全く知りませんでした。

要するに、幕府に歯向かうだけの財力を持たせないように、潰さない程度に疲弊させるのが目的な訳ですな。

どこまでが史実で、どこまでがフィクションなのかは分かりませんけど
「まず幕府には絶対に逆らわない」
ところから始まるのが、なんだか面白くて。

藩=県かと思っていたのですが
もちろん役所の役割はありつつ
「企業」という色合いが強かったのですね。
幕府=本社
藩=支社。
本社からの無茶ぶりがありつつ、でも予算の援助はないブラック企業。笑

予算がいくらかかるのか
足りないのならどこかで借りるか、どこかを削るか
削るなら何を削るのか。
働いているのは公務員ならぬ「侍」。
彼らの「誇り」という問題もあり。
ずっと興味深く観てしまいました。

逆に、時代劇的なクライマックスのドタバタは、取ってつけた感が否めず。
それはそれで楽しかったのですが
伏線の部分の印象が薄かったので、個人的にはなくてよかったのかもなと。

「超高速!参勤交代」(同じ土橋さんの作品)などもそうですが
古き良き(時にしんどき)江戸の暮らしを知れる映画は好きなので
これ系のシリーズ、またお待ちしております。

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