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能登の本を電子書籍にした覚え書き

「能登の里人ものがたり」(2015年、アットワークス)が、出版社の廃業にともなって絶版になってしまったため電子書籍にすることに。量が多いので、上下2分冊にすることにした。2週間ちかく時間をとられた。

 文字だけで画像が少ないならPagesが一番簡単だ。
 ただ、kindleにする場合は、前もって行間を1.5倍にして、デフォルトで14になっているフォントサイズを12に落としておかないと文字が大きすぎて行間がギチギチの見た目になってしまう。
 いろいろ試して完成したが、kindleで「試し読み」をクリックするとまともに表示されなかった。また、画像を入れたり、見出しのフォントを混ぜたりといったことをすると、どうしても体裁がくずれた。

 そこでウェブ上でe-pubをつくる「でんでんコンバータ」をつかってみた。フォントや行間の指定などはできないが、単純なタグばかりだから表示が崩れにくいようだ。はじめからこっちでやればよかった。縦書きにするのも簡単だし、「縦中横」は自動で変換してくれる。
 作り方はこちら([https://www.design-zero.tv/college/ebook/])のサイトがくわしい。
 このサイトで紹介されなかったことでは、
A 画像サイズをkindle推奨の1600×2250にして、いくつかの画像を組み合わせた画像ページをつくる。小さな写真を大量に載せるのは作業が大変。
B 本文は縦書きだけど、奥付は横書きにしたいため、奥付は画像ファイルで作成。
C 改行が反映されないときは、改行したうえで1文字空白を打ちこんでおく。
 ……ぐらいだろうか。

==覚え書き==
①「でんでんエディター」の画面にテキストで書いた文章を画面にはりつけ、ホンのタイトルは「見出し1」、章は「見出し2」、節のタイトルは「見出し3」、小見出しは「見出し4」と指定していく。
②改ページは「===」。写真を入れる位置にファイル名「1wajima.JPG」などと記しておく。
③画像は半角英数字で名前をつけて、ドロップボックスにアップロードする。
④ドロップボックスをログインしたままで、先ほどの「1wajima.JPG」などをドロップボックス内の画像ファイルへのリンクに変更。
表紙のファイル名は「cover.jpg」
⑤タグつきのテキストファイルを生成してファイル名は半角英数字に。
⑥「でんでんコンバータ」に必要事項を記入し、「縦書き」などを設定し、(5)のテキストと、表紙画像(cover.jpg)をアップして「変換」すると、ドロップボックス上にある画像と結びついたe-pubファイルが完成する。

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