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二足目のわらじをはきたい

最近、自分の自己紹介について考えている。

twitterとか自分のブログとかでは一応書いてるけど、それと同じことを、ここnoteで書くのもなんか違うなって思っている。

てか、もうちょっと気の利いた感じで、興味を持ってもらえるような感じで書きたいじゃない。

でも書けないじゃない。

だからいまだに自己紹介noteを上げてないわけで。

自分で自分のことを端的に表現するって、結構難しいことではないだろうか。

例えば好きなものとか、これまでやったこととかいろいろあるけど、でもそれらをただ羅列しても「で?」てなりそうでおいそれと書けない。
というか、自分で「で?」て思ってしまってるんだな。

これ!って言えるのがいまいち思いつかない。
思いついたとして、それでいいのか、とも思ってしまう。

なぜこうも中途半端な感じになってしまっているかというと、ずっと「行為そのものを目的にやってきた」せいではないかしら。

漫画を描きたいから漫画を描こうとしてたし、なんか作りたいと思ったから料理してみたり手芸したり折り紙したり。
noteだって「noteを毎日書きたい」から書いているのであって。

行為が、手段が目的なのだ。
というか、気付いたらそうなってしまっているのだ。

実は、言いたいことなんてほんとは大してない。

そんな自分は、結局何をしたいのかというと、
二足目のわらじをはきたい」のだ。

サラリーマンしながら、他のこともやるっていうスタイル。
本業の傍らこんなこともできますよっていうアピール。

だってかっこいいから!
そんなスタイルにあこがれちゃうから!

でも実際いろいろやってみると、どれも結構しんどい。
軽くなどできない。そこそこ頑張ってやらないといけない。
だから、何かやり遂げると、ひとまずそこで満足してしまう。
何かを極めていくよりも、別の何かで次の達成感を求めてしまう。

脱サラにあこがれつつも、脱サラするだけの熱量はないのだ……

そんなようなことをうだうだ考えていたら、『秋津』のこのシーンを思い出した。

「アタマ使わないでなんか作った気になりてえ!!」

真理か。


(出典:室井大資『秋津』1巻P46)

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