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【東京 うなぎ 美味しい店】拝啓、土用の丑の日にうなぎを食べそこねた君へ

拝啓この手紙、土用の丑の日にうなぎを食べられなかった君にかいております。

「今年の夏は冷夏だ〜」やれ「今年は寒いぞ」と散々脅されていたにも関わらず、連日オニのように暑いのは気のせいじゃありません。きっと松岡修造さんが日本にいるからでしょう。

ニュースやうわさを素直に信じてしまうきみを心配して、この手紙を書いています。

それにきっときみは今、土用の丑の日の文字を見て、(え、土曜の丑の日じゃないの…)
と目をまん丸くしていることでしょう。
目に浮かびます。

たしかに今年はたまたま土曜日でしたから。
紛らわしいのもわかります。
しかし土曜ではありません土用です。
土用の意味は自分でググってください。

さて、話を戻しますね。
この手紙にはわたしが見つけた渋谷にある絶品うなぎのお店を記しておきます。

こっそり精力をつけたい時は1人でも、
誰かを誘ってデートに行くときでも、
何か最近…アレがアレなんだよなー。と悩んでいたり夏バテでやられている同僚と精力をつけるときでも、ぜひこの手紙をこっそりと読んで参考にしてくれると嬉しいです。


渋谷 うな鐵

渋谷駅から徒歩5分。
井の頭線乗り場の近くの道玄坂にそのお店はあります。飲み屋のビルの1階にあるのですぐわかるとおもいます。

「うな鐵」さんは創業1957年創業。2019年現在で62年を迎えた老舗のうなぎ屋です。「とにかくうなぎだけにこだわっています」という創業者のお言葉を大切にしていらっしゃる、とにかくうなぎだけにこだわっているお店です。

※「うな鐵」と名乗っているお店は他にもありますがこのお店とは一切関係ありませんので注意してくださいね。


お店の外観はこんなかんじです。

精力絶倫という看板がとても印象深いですね。

うな鐵の営業時間
❐ランチ
月曜〜土曜日の11:30〜15:00で売り切れ次第終了
❐夜の部
月曜〜木曜日:16:30〜22:00
金曜日:16:30〜22:30
土曜日:16:30〜20:30(売り切れ次第閉店)


とても長い時間営業していてくれるありがたいお店です。
もちろん人気店なので予約は一切お断りですが、美味しいお店は
1.直接行って
2.並んで
3.食べる
というオプションも含め楽しんでくださいね。


混み具合は、いつも満卓で大賑わいですが一組二時間の制限を設けてくれているので比較的待ち時間は少ないようです。


メニューです。

うな重はもちろん、串のコースも最高に美味しいです。
ればぁが嫌いなわたしでもココのればぁだけは食べれるというほどレバー独特のくさみなど一切ありませんでしたよ。
「レバー」ではなく「ればぁ」だからでしょうか?
もしきみがレバーあんまり…って思っていれば是非ればぁにトライしてください。

さて、うなぎを食べる前に注文した
前菜的なメニューはこちらです。

「うなぎほうれん草サラダ」:480円

あれ?今、畑から採ってきました?
と、もしかしたら純粋なきみは店員さんい聞いてしまうかもしれません。

その気持ちがいたく解ってしまうほど、新鮮でみずみずしいほうれん草。
と、その上に鎮座しているうなぎ。
に絡まる和風ドレッシング。
口のなかでうなぎとほうれん草がダンスをはじめます。

嘘じゃありませんし比喩でもありません。
どうぞ、きみの口のなかで確かめてみてください。
そして、踊り狂ってください。


うな鐵さんのこだわりはうなぎ以外に備長炭にもあるそうです。
紀州の備長炭を使用しておりこの備長炭をえらんだ理由は「うなぎ自身の持つ味を殺さずに、中までもじっくり焼ける」と理由だそうです。
うなぎに対してこんなに真摯に向き合っているうな重が2410円。
お店側の粋な計らい本当に素晴らしいですね。

ごめんなさい。
前置きが長くなりました。


お待ちかねのうな重とのご対面です。




うわぁ....と幸福感が舞い降りる瞬間が訪れましたか。
だいじょうぶ、だいじょうぶ。
身を任せましょう。


ふたを開けた瞬間に訪れる最ッッッ高のエレクトリカルパレード。
それは、イッツアスモールワールド。
世界はひとつ〜。

うなぎはひとつ〜。

もう…幸福感しかないのです。

時にコトバって本当に要らないとおもうんです。
コトバにするととても陳腐になってしまうような感じでわたしはとても不安です。

伝えたい、伝えられない、もどかしい気持ちで この胸はちきれそうだよ。

まさにELT(Every Little Thing)状態なんです。


そういう時はどうしたらいいのか?
きっとそう思うでしょう。

そんな時はただひたすらにうな鐵さんが一生懸命ココロをこめて提供してくれるうな重であなたの舌とココロを開放し喜ばせてあげてくれればいいのです。

食べ方は自由。

身はふわっふわ…程よいタレとピリッと効いた山椒もお好みで加えて…
一気にかきこんだり、先程のほうれん草サラダを間に挟んだり...
タレご飯だけをかきこんだりして…


ありのままの姿をみせるのよ〜
ありの〜ままのじぶんになるの。


そして、どんどん新しい血が湧き上がり精力がみなぎるような感覚を体感してください。
食べ終わる頃にはもう夏バテという単語すら思い出せないくらい元気になっているでしょう。


どうですか。
これがうな鐵さんが提供してくださるうな重の凄さです。
驚かせてごめんなさい。
じゃ驚いて放心状態になるまえに
お会計をおねがいたしますね。

あなたがもしもデートに行った時を想定して計算しました。
お金の心配をしてビクビクしながらのデートなんてきっと相手に伝わってしまいますから。

今回は
・グラスビール 1杯ずつ
・うな重 ✕2
・うなぎのほうれん草サラダ
を食べたという想定での計算で約6500円です。


長くなりましたね。
これからもっと暑い日が続くと思います。
夏バテしていないかな…という心配ももちろんですが、本当はいつも頑張りすぎる君が心配で手紙を書きました。
きみはすぐに
「自分なんかダメだ」
と自分をけなすけれど
ニートのわたしからすると
朝起きて会社に行ってお仕事をしてもうそれだけで十分。
というか、生きているだけでもう十分偉いのだから
頑張りすぎるのもどうかほどほどに。


美味しいものをたくさん食べて

笑って
そしていっぱい寝てくださいね。

では、からだにお気をつけて。
また手紙をかきます。

敬具 
フジヤマフジコ


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