マナーのコソ練4「国語力アップの秘訣」【前編】

皆さま、こんにちは。

『マナーのコソ練』

おうち時間でコッソリしっかり基礎からマナーを学んで、いつのまにか素敵なマナー上級者に!
私、日本のこころを伝えるマナー講師の加野房枝とご一緒に学びましょう。


今回と次回の2回にわたり、「国語力アップの秘訣」と題して、その方法やコツをお伝えいたします。

私は高校時代は英語科に通っていたのですが、
イギリス留学で日本の素晴らしさと日本語の美しさに開眼し、
大学は国文学科へ進学しました。

学生時代から始めた塾講師の仕事では、国語を教えていました。
小学生から高校生までの全学年、現代文・古文・漢文すべての領域です。

学ぶことが好きで、資格試験や検定を受けたりするのも趣味のひとつでしたので、

国語に関するものだと
 日本語検定1級
 漢字検定準1級
 日本語文章能力検定2級(最上位級)
を取得しました。

また、人の発達や教育を研究するため、
闘病・療養期間中に国家試験を受け、
保育士資格を取得しました。

現在はそれらの経歴や学習歴を活かし「日本のこころを伝えるマナー講師」として活動しています。
公共職業訓練の講師も担当しており、ビジネスマナーや儀礼的作法のほか、
 手紙・メールの書き方
 正しい敬語の使い方
 間違いやすい言葉遣い
などをお教えしております。

日本語は、世界一難しい言語です。
ものすごく深くて、美しい言葉です。

例えば皆さま、
『吾輩は猫である』の英題を、ご存じでしょうか。



『I am a Cat』
です。

いかがでしょう。
なんだか、軽~い感じがしませんか?

日本語の一人称には、
 私 俺 僕 自分 手前 小生 ワシ オラ ウチ ワテ…
など、バラエティ豊富な言い方があります。

一方、英語には「I」しかありません。

また、「〜である」という言い回しも、
「am」では到底表現し得ません。

最近は小学生から学校で英語を習いますが、
当然のことながら、日本語が疎かになってはいけません。

学問の基本は数学であると言われますが、
次いで母国語…日本では国語を充分に理解していなければ、
算数の問題を解くことも、
歴史を正しく解釈することも、
英語を正しく和訳することもできません。

また、社会に出て正しい言葉遣いができなければ、自分の信用も失ってしまいます。

英語教育も大切ですが、ぜひ、同じぐらい国語・日本語の学習にも力を入れましょう。


では、まいりましょう。
「国語力アップの秘訣」
全部で8箇条です。

[前編]の今回は、
主に幼少期からの国語力アップ法を2点、お伝えいたします。
もちろん、少し大きくなられたお子さまや、大人にも応用可能ですので、
ぜひチェックしてくださいね。

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