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Xデザイン学校第2回:オブザベーション〜それはUXじゃない、UIだ!〜

Xデザイン学校2回目、「オブザベーション」の講義とワークショップを受けてきました。
今回も濃くてあっというまの1日でした。

この日感じた事を抜き出すと

・余計なバイアスをかけずに観察できていない
・結局パッケージ(UI)を気にしすぎている
・リフレーミングして、他の物と組み合わせる発想法がない

フルーツゼリーのユーザ体験


今回はユーザに新しい体験を与えるために斬新なフルーツゼリーのパッケージを考えるお題でした。
このユーザ体験をデザインするためにまず、フルーツゼリーを食べるというフローをありのまま調査して抜き出す、抽象化することが大事なのですが、この抜き出しがとても難しかったです。
なぜなら頭が勝手に行動をみたときに「あのフタは開けにくそうだよな。」「この人几帳面そうだな」「果実が大きくて食べにくそうだよな」
という事を予想して勝手にそれを問題視してしまうのです。
観察スタートの時点で勝手に分析しているようだと余計なバイアスがかかってそれにずっと引きづられてしまいます。しかし何が問題かと言えば、まず自分がこうなっている事に気づけていません。

最初からこうなってしまっているので、後々の行動を分析するシーンでもとにかくパッケージの問題をいじくる話しかできていない気がしました。

被験者をやらせてもらったのですが、もっとどういう状況と感情においてゼリーを食べているのかなりきってやればパッケージ(UI)ではない部分をフォーカスできたのではないかと思いました。
(講義で上がった、女性は恥ずかしくてゼリーを最後飲んでしまえないとか、パッケージとは別の枠で問題視できたのかも)

リフレーミングは、ゼリーを食べてるシーンて一体どういう事なんだ?どういうときに食べて、どういう気持ちで食べてる?っていう問いがなくて、全然リフレーミングできませんでした。
パッケージを変えるとそれに付随してどんなシチュエーションになるのか、生活にどんな変化が起こるのか、今の生活にどうフィットするのか?
そこまで考えられる視野の広さを持ちたいと思いました。
そのためにも常日頃から問いを持って生活をしないといけませんね。。

余談ですが、ふとリフレーミングで思い出したのが、smart●R社が作ったサービスで、面倒な人事労務書類を人事総務課が全てやるのでなく、その入社退社する人にある程度やらせてしまうという事を思い出しました。
人事総務がやるのが当たり前だった事を当事者にやらせてしまうなんて、人事総務の人にとっては圧倒的なユーザ体験ですよね。

まとめ

今はスタートアップの会社でみんなでUXを考えているのですが、元はバリバリUIを作っていたので、UIをいじくることから離れられないでいる気がします。
ユーザー使いやすさ、気持ちやすさを表現するためにこのボタンの見た目より押しやすそうにする!とか
でもこれも結局コトではなくモノ・・・。ワークショップと同じ事を仕事でもやり続けている気がします。

UIデザイナーをちゃんと辞めないと、UXデザインを語れない気がしてきました。

次回は約一年間同じチームで行う班分けですね。
とても楽しみです。浅野先生、みなさん来月もよろしくお願いします!

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