絵を描くこと

絵を描くことはアートだと思われている。
まあ、アートとしての側面も強いんだけど、
絵を描くことは元来それだけではない。

絵を描くことは記録だ。
科学の実験で絵を描いたり、アイデア案を描いてみたり。
そうすることの意味は、現実に近い状態でアウトプットすることが、本人の視野を明確にするからだ。

だから、昔の学者はずっと絵を描いていたし、それは写真がなかったからだけど、実際には多分色んな利点があった。

それに絵を描いていると、現実の色んなことの仕組みを理解できるようになる。
逆に理解できていないことも理解できるようになる。
例えば、電柱を描くとき、電柱の構造を理解できないと正確な電柱は描けない。
人間の骨格をわかっていないと、人を正しく描くことはできない。

絵を描くことは世界をより深く理解することに繋がる。