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余談『【Girls²】「Countdown」リリースイベント@ららぽーと立川立飛に行ってきた』

始発でなくてもよい

♪届け、届け、届け〜。
午前4時半。
暗い部屋に響くLucky²「アイコトバ」の出だしのフレーズ。
疲れた体を引きずるように男は体を起こす。
一週間の疲れがまだ半分以上は残っているだろうか。
カーテンを開き、ベランダへと続く窓を見るとすでに空は明るく、そしてどことなく初夏の雰囲気を感じさせる色をしていた。

先週の現場は片道2時間以上の長旅となり、疲労も大きかった。

けれど今日の現場は近い。

今日は先週に引き続いてのGirls²のリリースイベント。
場所はららぽーと立川立飛。
多摩モノレールの立川立飛駅から直結している商業施設だ。

実は二ヶ月半ほど前、Lucky²のリリイベでここを訪れている。

あのときのLucky²のリリイベの印象はとてもよかったので、ららぽーと立川立飛はきっとよいリリイベになるだろう。
そんな期待感が自分の心を急かしていたためか、午前7時過ぎに現地に着けばいいだろうと思っていたのに、家を出た時間は5時半。
これだと6時半前に到着してしまう。

子供の遠足かよ。

そんなことを呟きながら、自分は家を出ることにした。

やっぱり早すぎた

午前6時15分、最寄り駅に到着。
想定していたよりも一時間ほど早い到着。
並んでいる数は5名ほど。
入り口にはチェーンが張られており、ららぽーと立川立飛の施設に入ることができない。

午前6時25分ごろのららぽーと立川立飛

やっぱり早いじゃん。
自分どんだけ楽しみなんだよ――と思いつつ、待っているファン同士、会話を重ねる。
こうしたコミュニケーションもリリイベなどの魅力。
自分の知らない世界の、これまであまり接点のなかった人たちの考え方が頭になだれこんでくる。

自分は職業柄、こうした「自分の知らない人」と出会うのが実は楽しみだったりする。
反面、人見知りも発動するのでコミュニケーションが成り立ちづらく、なんとか共通点を探ることで会話を転がし、情報を引き出すことが多い。
しかしリリイベなど、基本的に向いている方向が同じ人間がいれば共通の話題があり、話の緒となる選択肢そこそこ増える。

「どこのリリイベ行きましたか?」
「この前ファンミよかったですよね」
「あのときのアリーナとか行きました?」
など会話は弾む。
そして個人の推しへの感情やアクションを引き出せれば最高である。
(自分の中のデータベースが埋められていく充足感)

そして自分もそれなりに場数を踏み始めてきたので、知り合いがそこそこ増えたこともあり
「先生」と呼ばれることで相手のことはちょっと記憶があやふやであっても反応することができるため、塩対応にはならずにすんでいるような気がしている。
(あくまでも個人的な感想です)

人の顔と名前が一致しないのは昔からのことなので、まあなんとか話を繋げればいいかくらいに思っているので、もしこちらが忘れていると直感したならばアピールいただけると幸いです。
こっちから聞くのってちょっとためらわれるのので。

朝のステージ

朝のステージは静けさの中にあった。
ベンチも置かれており、前日あたりに小規模なイベントがあったのかもしれないことを予想させる。

とにかくここから優先エリア入場指定席を得るための抽選をするために午前10時まで待つしかない。
ほんと、待つしかない。

それでも話をしたり、なんとなくスマホをみたりして時間を過ごす。
子供たちは暖かくなるとともに広いところに向かって走り出し、自然と鬼ごっこが始まるのも、Girls²とLucky²のリリイベで何度も見てきた光景でもあった。

ああ、平和がここにある。

ほんとそんな気分にさせられる。
自分自身のリセットでもある。

抽選

午前7時半ごろ、おそらくタワーレコードの担当者がやってきて、予約用のQRコードの読み取りを先行してさせてくれた。
従来なら午前10時の直前ぐらいまでこうした動きはないのだが、今回はここは早かった。
長髪メガネの店員さんに「ちょっと早くないですか?」と訪ねようとも思ったけれど、抽選が早まるわけでもないので特に大きな問題にはならない。

逆に考えるならばこうした事前準備が先にされるということは、効率がいいことなのかもしれない。

グッジョブ、店員さん。

見えないかもしれないけど座ってる人がいる列

そして午前10時前、列が長くなってきたこともあり、待機列の移動が行われた。
人工芝の敷かれたフィールド内にある程度までの人数が収容される。この時点で200人くらいはいただろうか。

そして今回の抽選、前回のセブンパークアリオ柏で先頭に近いほど大きな番号をひいたりハズレ混入の割合が高いことなどから、そこが改善されているのか心配になったが、列に並んでいる際に、係員がひとりあたり何枚のCDを予約するか聞いて回っていたので、大凡の割合で混ぜ込みをかけるのだろうということが予測された。
数からすれば1/3ほどであれば理想的なのだろう。
つまり三枚のCD予約を行えば一枚はアタリを引けるであろう計算になる。

何枚買うか。

枚数ギリギリを攻めるもうよし。
少し余裕を持って買い足すもよし。

自分も当初は確率どおり、3枚でいいかなぁと思っていた。
けれど列移動の際に「なんとなく」予感がしたので5枚にした。

そして抽選が始まり、自分の番となる。
5枚を購入。
そして抽選。
係員が上から順番に当選券をわたしてくれる。

列を離れ、番号を確認。

ハズレ
ハズレ
388番
14番
ハズレ

……神は無慈悲である。

三枚だけだったら388番と朝6時半前に並んだのに「裏切りのアリオ柏」同様の展開を見せたかもしれない。
けれど自分の勘がよかったのか、今回は二桁の最高に前のほうというアタリを引くことができた。

これは大宮ステラタウンのLucky²のリリイベで買い足した結果、10番を引いて以来の大当たり。

神は立川立飛にもいた。

昼休み

抽選が終わるとイベントまでやることがない。
リリイベの闘士たちが向かう場所はフードコート。
とにかく時間を潰すための場所を探さなくてはならない。
もちろん腹ごしらえも兼ねている。
ただ座っている――なんてファンはいない――と信じている。

ららぽーと立川立飛には、宮武讃岐うどんがある。
だからうどんを食べることにした。

宮武讃岐うどん

この宮武讃岐うどんは宮武讃岐製麺所直送の麺を使ったチェーン店で、株式会社フォーシーズの系列店である。
フォーシーズといえばピザーラ。
ピザーラといえばGirls²。(過去にコラボしている)
そんぐらいの関係性があったりする。(しないか)

ただ宮武讃岐うどんは、香川県で有名な老舗で、そこで修行した弟子や孫弟子たちが作った店がそこそこあり、「宮武系」という系譜を作っていたりもする。
東京で言うならば、十条のいわいは宮武直系の店である。
自分がよく行く東村山のこげらは、このいわいで修行し、香川の宮武うどんにも「行っていた」ことはある。
このこげらの店主と知り合ったのが、実は自分が本広監督とのつながりで、宮武うどんの大将・宮武一郎さんが東京に来られた際にお話をさせてもらう機会があったときに、自分の友人がこのこげらの店主を連れてきたことから付き合いが始まった。

話がそれたので戻します。
(まだGirls²とは関係ないけど)
宮武うどんと宮武讃岐うどんは正直な所、直接的なつながりはないのだけれど、だからといって「あのうどん屋」の親会社ほど、自分は嫌いではないので、ここで食べることは許容範囲。
実際にうどんはそこそこうまいし、出汁もうまい。

かけうどん冷

ただ今回はそこそこ暑かったこともあり、かけひやで頂きましたが、この味だとぬくめたときに少しきつく感じるかもしれないなぁ……なんてことを思ったりもした。
またの機会があれば温かいうどんを食べてみようと思う。

うどんの両輪は麺と出汁。やっぱりかけでその店の個性が見える。

腹ごしらえも終えて、スマホをいじっているとDMにTwitterに自分がアップしていたイラストのフォトプリントをほしいというメッセージが届いていた。
プロフィールを見ると、素朴そうな印象。
悪い人ではなさそう――という直感を信じてDMでやりとり。

無事に遭遇。

聞いた所、これまで関西のスポーツ強豪高校にいて、リリイベなどに来る機会に恵まれなかったそうで、大学進学を機に状況したのだけれど、やはりスポーツ関連の練習と寮生活との兼ね合いで、自由になる時間が難しく、リリイベやLIVEなどに参加できなかったらしい。
しかしこの4月29日土曜日は奇跡的に練習がオフだったらしく、念願のリリイベに来ることができたと喜んでいた。

たまたま隣の席にいて、アリオ柏でそこそこ話すようになったアイドルファン系ベテランの方とふたりでこの若者から誰が好きなのか~などと推しトークを展開。
「ああ、これが普通の推し活か」
なんてことを思いながら時間が過ぎていくのだった。

入場

13時。
いよいよ入場が始まる。
リリイベの歴戦の勇者たちは慣れているので、皆この時間にやってきて、なんとなく列形成にをしていく。
今回自分は14番。
最初に呼ばれる一団に入ることができた。
そして時間になり入場。

ついたのは上手側最前列。

やべー、近い。

入場前に上から

これだけ近いとなんだかそわそわする。
以前、Lucky²のイベントで最前列についたときは、目の前に柱があったりしてステージを遮るもののあった場所となってしまった。
その反省も活かしての席ぎめ。

間違いなくこれまでの中でベストポジション。

そしてこの位置なのに今日の限ってなにもアピールするボードもないままだったので即席で描くことにした。
クォリティそっちのけ。
とにかくアピール優先。

――そして時間がやってくる。

開演

13時となり、運営側からアナウンス。
「今日も声を出して――」といったところで現地の運営スタッフから注文があり「声出しができないので、拍手で」となった。
皆、声出しできると思っていたので少しがっかりな印象は拭えないものの、これまで声出しできなかった期間の方がなかったもので「あ、そうなんだ」くらいに受け止めて、頭を切り替えていた。

そしてオープニングアクトのLucky²の登場で幕があがる。

Lucky²のセトリは前回のアリオ柏と異なっていた。

1・アイコトバ
2・ラキラキLOVE(撮影OK)

晴れた天気の中で聞くアイコトバは本当に最高である。
そしてスマホおよびガラケーでの撮影が許可されたラキラキLOVEは自分のポジションを活かしての撮影。
近すぎて広角レンズにはなったものの全体をいれることができて最高の撮影ができたと思う。

Lucky²の熱いパフォーマンスが終わり、MCへ。
夏に行われるツアー、Happy Summerの告知が行われた際に、自分がそれに当選したことをボードに書いて見せていると、自分の目の前にいた優和が気づいてくれてファンサ。
前回のときもそうだけど、この子はほんとによく気づく。
どんな視野してるんだろう?

Lucky²用のボード

それとLucky²のパフォーマンスに関して言うならば、今回はひたすら莉愛が目の前に来る確率が高かったです。

そしてLucky²の出番が終わって、Girls²の登場。

セトリは以下。

1・C'mon Neo Zipang!!!
2・Love Genic
3・UNCOOL
4・MC
5・Countdown(撮影OK)
6・Click
7・LETTERS

基本的に前回のアリオ柏でのリリイベと同じセトリ。
桜花が自身の声に不安があり、そこを丁寧に謝っていた。
また風が強くなり、桜花のドレスの裾が隣にいた柚葉に絡みつくトラブルがあったが、MC中であることもあり、お笑い要素のような雰囲気でした。

間近でみるGirls²のパフォーマンスは実は初……というか、ガル学の際、ガル学LIVEのリハで見たことはあったのだけれど、あのときとはやはり違う。
また見るべきものも違う。
だからこそファンとして間近で見るのはこれが初。

細かな表情や、仕草などが見られ「ああ、いいもの見られたなぁ」というのが感想。
特に今回は都愛がとてもよく見えた。
そして來亜も何度か前に来るので、表情や柔らかな仕草をみてこの子の魅力は静かにやってくるのだなぁと感心したり、綺羅のダンスはほんとに関節どうなってんのさと思うぐらいに柔らかく見えたり、百花も近くで見ると表情がとてもいいことが改めてよくわかったりもした。
美咲もスイッチが入ったような表情になるし、この子は本当にパフォーマンスに対しては真摯で真面目なのだなと感じました。

近いって大事。

そして今回撮影OKだったCountdownも間近で撮影でき、皆のパフォーマンスを堪能させてもらいました。


Clickのパフォーマンスの中で、床に座り込むところなどはステージ近くで見ないと、その良さは伝わりづらいかも……と思っていたので、見られて嬉しかったです。
特に綺羅とか妖艶さ満点。
まだかわいい子もいるけれど。
あと未渚美がパフォーマンスの中で時折、にこにこしてるのがなんだか面白かったです。

特典会

エアハイタッチ会という謎の特典会も二度目。
こちらも五回通れる割にはなにも用意してなかったので急遽ボードを作成。
一周目は「先週もお会いしました!」といいつつ
美咲の前に行ったときに

美咲への質問

このボードを見せて質問。
戸惑いながらも答えてくれたのですが、飛沫シートのためにあまり聞こえず。
聞き返すのも粋じゃないので「ありがと!」と通過。
「オ……」とだけ聞こえたのでオレンジ系かなぁ?

二周目は都愛に今日よかったよと伝えたかったのでこれを。

都愛へ

列に並びながら描いたのでかなり雑ですが、気持ちは入ってます。
描いてるときも他の方から「あ、都愛ちゃん」と言われたので見えるのだろう。それで満足でした。
都愛はちょっと戸惑いながらも「ありがとうございます」と答えてくれたので、嬉しかったです。

三周目はこれを。
かなりネタ要素満載ですが、自分がリリイベやLIVEなどに行くといつも挨拶しにいく運営の偉い人がいるので似顔絵描いてみました。
ちょっと反応は薄かったですが、列整理しているスタッフさんが目を丸くしてました。
「なんで知ってるん?」みたいな。

偉い人の似顔絵

そして四周目はこれ以降のリリイベは参加できないので次回会えるであろう羽田に行くことを。

羽田にいく宣言

そして五周目ラストは以下のボード。
実は今日、希望していただいたイラストを使ったメッセージ。
Lucky²のときにも似たことはしたんだけど、Girls²のほうが現実的かなと。

アリーナやりたいよね

皆、返答に困りつつ柚葉は「やりたい」みたいな感じで返してくれたのでよかったです。

ネムボイラスト芸人みたいな感じになりつつある自分ですが、とりあえずイベントで会える度に新作つくって見せられたら――、またSNS通じて見てもらえたら満足してるので、今回も大満足のリリイベでした。

帰宅

イベントも終わり、お見送りも終わり、そして帰路に着く。
45分で着いたよ、自宅。
やっぱりららぽーと立川立飛近いよ。
もっとここでイベントしてください!

以上、Girls²のリリイベのレポートでした。

次回の余談もお楽しみに――!






サポートしていただけることで自信に繋がります。自分の経験を通じて皆様のお力になれればと思います。