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エンターテイメントのあり方

ニューヨークへ来て一週間が経ち、時差でやってきた時差ボケに襲われています…。


至る所でエンターテイメント

地下鉄のホームでストリートライブをしていたり、電車内に乗り込んでいきなり演奏を始めたり、セントラル・パークではオシャレなジャズ演奏やパフォーマンス。日常のありとあらゆる場所にエンターテイメントがあってびっくりします。

最初はチップをあげたいけどどどどどどうしようと慣れていないことにいちいちドキドキしていたのですが、今では素敵だなと思うことには自然とチップを渡せるようになりました。


NYライブで呼び醒まされる感覚

初めての海外弾き語りライブデビューは、タムロリエちゃんが組んでくれたSilvanaという場所で歌いました。聴きたい人だけがやってくる日本とは違い、聴きたい人は聴くし聴かない人は聴かない。ましてや歌詞も伝わらないという環境下に変な汗出まくりソワソワしまくり…。

タムロリエちゃんは歌うの久しぶりーとか言いつつさらりと歌上手すぎるしなんやねん天才かよ(笑)

一方ガクブルな私は1.2曲目を普段通りに歌い、あ、これじゃダメだ、何も伝わっていない…と肌で感じ、3.4曲目でスタンスを変えてみました。インストワンマンの時の感覚と似ていたかも。普段使えていなかった、忘れていたエネルギーを呼び醒まされるあの感覚。

拍手をもらえることが当たり前じゃないと感じられたし、同じく歌いに来ていたクールなおじさんに「I love your music!」って言ってもらえて嬉しかったです。この気持ち忘れずに日本へ持って帰ろう。


リスクは全員が対等に取るべきではないだろうか

場所にお客様が来て、アーティストは自らの力でお客様を掴み、お客様は自分で価値をチップで決められるというスタイルはお金の流れがとてもスッキリしていると感じます。

日本では、"本当はノルマを課したくないけど、アーティストがお客様を呼べなかったら赤字になってしまうから保証してもらわなければならない"という場所の話を聞いた時に、お客様を呼べなかった時に赤字になるのはお互い様なのに、なぜアーティストだけがそのリスクを背負うのだろうと疑問に思ったことがある。ましてやそのお客様を呼んできているのはアーティストにも関わらず、アーティストの保証はされない。

その日を作る全員が対等なリスクを背負った時に初めて、同じベクトルに向かってより良いパフォーマンスが出来るのではないかとここへ来てより強く考える。


なーんて急に真面目なことを綴りましたが、私は順調にアメリカにかぶれていってまーす。




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