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夜のお散歩

最近めっきり日が暮れるのが早くなりました。
陽が沈むときゅうと寒さが増すこの時期ですが、私は結構この寒い季節の夜が好きだったりします。
門灯の光が家族の帰りを待っているみたいに感じたり、ビジネス街方面から帰ってくる電車の明かりが少しほっとした様子に見えたり、マンションや家の明かりと、そこから聞こえてくる生活音が、漂ってくる美味しそうな夕飯の匂いが、人の営みを感じて、なんだかほっとするのです。

旦那くんがリモートワークで家出勤の日が多いので、定時に仕事が終わった日は、運動不足解消にと、ぽてぽて歩いて散歩や買い物に出たりするのですが、お互いの今日の仕事の出来だったり、反省だったり、気付きだったり、取り留めもない話をしながら歩いています。

夜のお散歩は、夕飯時と重なることも多いので、どこからともなく美味しい匂いが漂ってきたりして、「シチューの匂いがする!」「醤油の甘辛煮の匂いだ!」などと二人してマスクをふごふごさせながら匂いを吸い込んで、「お腹減ったねぇ」といいつつ帰路を急いだり。

最近某SNSから少し離れるようにしてみたら、手元足元にあったぴかぴかと光る小さな粒のような発見に気付くようになったり、自分の身体を労わる時間とか、仕事により深く集中して楽しめるようになったりだとか、充実してきたような気がします。
それは、今の私にはそのくらいの距離がちょうど心地よいということであって、どれが良くて悪いという話ではなく。日々自分の考え方、感じ方が変化していくのであれば、環境もそれに合わせて変化させていけば、心地よく過ごせるんだなあと実感したという感じです。

「頑張る」のつかいどころを少し間違えていたから、ちょっとしんどかったのかなあ、と今ならなんとなく解る気がして、さて、ここから。
どう楽しんでいきましょうかね~と準備運動中です。

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