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こんな今だからこそ考える 季節と販促の関係!


はじめに

 こんにちは かえるです。
今回は、とっても身近な「季節」を切り口にしたお話です。
近年は、気候変動が話題に出ない日がない!と言っても良いぐらいですし、実際、去年の夏は実感した方も多かったはず。
そう、海外に散らばるかえるともだちからも、例えばヨーロッパでさえ「初めて40度超えの気温を体験したわ~」という悲鳴が聞こえてきたり、
これまで以上に、「気候」がいろんなところで影響する時代になりました。

「販促カレンダー」なるもの

思えば、日本には四季があるため、古くから季節を意識した文化が発展してきました。俳句の季語などはその代表ですが、もっと身近な切り口があります。日々だれしも接点があるのは販売促進(以下販促)の分野です。言うまでもなく、季節の移ろいと販促は直結していますよね。古くからある年中行事に加えて、時代とともに加わる季節行事(いわゆるイベントとしてのクリスマスやハロウィン、バレンタインデー等)など、膨大な数にのぼります。消費者の視点からすると、行事と販促の関係はもはや無意識レベルになっているかもしれません。

そこで、ひとつ思い出すのが「販促カレンダー」なるもの。仕事で関わる方はもちろん、地域の活動等で世話役をした経験がある等、何らか行事に関わったことがある方はご存知かと思います。月別に、ここは◯◯する時期です、ここは◯◯の祝日です、という情報が並んでいる一覧表です。

消費行動に至る動機にフォーカスした資料で、ウェブ上で検索すると様々な情報が見つかります。一般的な年中行事に絞り込んだものから、数多くある「◯◯の日」「◯◯記念日」を多く盛り込んだものまで、掲載情報も様々。販促の手立てを考えるため、ベストなタイミングを判断する材料として活用されるわけですが、私が最近気になっているのが、今回のテーマです。「過去がそうだったから」と鵜呑みにするとズレも出てくるので、季節行事と実際の季節感のギャップがないか、いったん立ち止まって考えるようになりました。

気候の変化に振り回される

そうです。気候の変化の影響については、社内でもたまに話題に出ます。定期的な配信コンテンツにコメントする際、場合によっては、「今年は例年よりちょっと早めのタイミングに発信したほうが良いかも?」など軽く議論したり。というのも、これまでの「常識」とは少々季節がズレる現象も多くなってきたため、現状に即したタイミングの調整が必要になります。

ですから、気象情報等は日々確認。スマホには天気関係の複数のアプリで定期的に全国の天気をチェックし、週間予報、月間予報、3か月予報等で大まかにつかんでおきます。社内で「ちょっと質問がありまして」とタイミングに関する質問を受ける機会も多いので、ささっと答えられる判断材料を準備しておくのも大事な仕事だと思っています。

 わかりやすいのはこんな事例

もっと売り上げに直結し、それが日々目に見える事例としてよく聞くのが、気温のわずかな変化に対応して、売り場の配置やおすすめ商品を変えるというスーパーマーケットの例。私たちの多くは、予急に気温が下がったら、「お鍋とかあったかいもを食べたいな」と思ったり、逆に、いきなり気温が上がって暑くなると、「冷たい麺でもつるつるっと食べたいね」などと思うものなので、ちょっとした気温の変化に対応することで、「そうそうこれが欲しかった」という共感に繋がりやすくなります。

実は便利な公的データ

気温と販促の関係については、公的な機関でも意外な切り口から、役立つ詳しいデータが公表されています。興味のある方は是非ご覧になってみてください。例えば、気象庁の公式サイトに掲載されている「気候リスク管理技術に関する調査(スーパーマーケット及びコンビニエンスストア分野):販売促進策に2週間先までの気温予測を活用する」というコンテンツがその一例。これらを含むカテゴリータイトルが「気候リスク管理の実例」となんだかものものしいですが、気象庁が調査してまとめたデータなので信頼できます。「気候情報を活用した在庫管理やお店のレイアウト検討などが可能となると期待されます」と書かれていました。気温とファミリーアイスの販売数についてまとめられた調査結果は興味深かったですよ。

これに限ったことではないですが、公的機関の公式サイトから発表されているデータで、販促に活かすことのできる情報も実はいろいろあるのです。「リサーチの費用が出せない」と嘆く前に、この手があります!私かえるは、企画関係の仕事をメインにしていた頃から、信頼度の高いデータとして活用させていただいてます。いろんな数字が出てきますので、お試しください。

思い立ったら行動ありき!

季節が移ろうタイミングは、販促活動のきっかけの代表!という前提でお話してきましたが、具体的な対応としては、お客様にDMをお送りするのが定番の販促対応のひとつですね。細やかな気候の変化に対応するためにも、「小回りがきく方法がいい」「ちょっとずつ様子を見ながら進めたい」というニーズが増えてきているはずですので、そんな時は、こちらをご活用ください!思い立ったら、迷わず行動ですね。タイミングを逃さないことが、何より大切ですから。


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