2017年の天皇賞・秋(10/29)観戦記

秋の天皇賞、すごいレースだった。僕はあの不良馬場をみて、こんなの荒れるに決まってるだろ……道悪適性重視だ!と、キタサンブラック本命からサトノクラウン本命に切りかえ、キタサン出遅れに「キタサン終わったな……」と思ったのだが、いつのまにか直線で内から先頭に立ったキタサンブラック。ゴール前のキタサンブラックと追いすがるデムーロのサトノクラウンのマッチレースには鳥肌が立った。武豊がまた伝説をつくったレースだったな。このレースをみると、なぜキタサンブラックが宝塚記念であんなに惨敗したのかあらためて謎だ。3着に突っ込んできたレインボーラインをみて、「競馬は記憶のゲーム」というのを思い出したよ。去年の札幌記念、凄い脚で突っ込んできたんだよなあ、レインボーライン。まさか菊花賞で来るとは思わなかったけど。僕のなかでのキタサンブラックは、みんなが不安なところを挙げて、心配するようなレースになると勝ち、今回は条件が揃っているしだいじょうぶ、だと思うと負ける、そういう馬なんだよなあ。この秋の天皇賞は「この外を回らないと伸びない馬場では来ないような気がするのだが、だからこそ抑えておいた」ので、ちょっとだけプラスになりました。でもほんと、サトノクラウン道悪上手いよねえ。というか、キタサンブラックもけっこう道悪巧者じゃないか。去年の宝塚記念では強かったし。

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