連続感想戦小説『HOME』

ワンマン終わって次のライブまでに書き上げたかったんですが全然まとまらないので連続小説風にすることにしました。
ここにひたすら更新していくつもりです。


どうでしたか?どうだったんでしょう。
NUANCE HALL ONEMAN LIVE『HOME』ご来場いただきありがとうございました。気持ちを飛ばしてくれた方もありがとうございました。
2,000には遠く及びませんでしたが、大勢の方がNUANCEのワンマンを観に足を運んでいただけたコト、感謝しかありません。

ライブが終わった翌日、嘉風氏がくれたLINE
『わかの頑張り、藤崎さんの意地、その屋台骨が凄すぎました。』
ひとえにコレだったなと思います。コレに“はつひなきょ”が死に物狂いでしがみついてきた。そんな4ヶ月。

「ここで県民バラしたら二度とできない気がする」
「たとえ一人でもオリメンに県民の板踏んでもらいたい」
「(新)3人にはそれまでに県民に立てるだけのポテンシャルになってもらう」

様々な状況が連なるなか「県民だけはなんとしてでも演る」。その『意地』だけを持ってキャパ2,000に立ち向かったように思います。
結成当時から「3年で県民」と呆れられつつも言い続け“無謀”と言われるチャレンジをひたすらに続け、途中流行り病との格闘を交えながら5年目にして掴んだ県民のシッポを離すコトはできなかったのです。

《なんかめっちゃ泥臭さ過ぎない?》と自分でも思いました。さすがに。

昨年末に新4人体制になり、本人達を含めてNUANCEを知っている人、ファンの皆さんも含め全員が不安でしかなかったと思います。

(つづく)


でも、あんま書く事ないっすね。

(つづく)


7人姉妹設定は構想初期の段階からありました。
今回の脚本・演出に携わっていただいた三名刺繍さんと初めてお会いした時にはその話はしていたように記憶しています。去年の12月だった気がする。
とはいえ、この設定には結構ドキドキしていました。個人的にはこの設定が一番しっくりくるのですが、昔から来てくれている方々には様々な想いが去来してしまうと思うし、メンバーにしてみれば、特にわかは何て思うんだろう…。とか珍しく悩みまくりました。

ただ、デビューからひとつの“着地点”として目標にしていた県民ホール。ここでの設定を僕が妥協してはいかんと思い、そのまま突破を決意。初めてメンバーに設定を説明する時、ドキドキしてたんですが特に何事もなく“スンっ”と通り過ぎたのでとりあえず安堵。その時のメンバーの気持ちはわからないです。「この人は一度言ったら曲げないから何を言っても無駄だろう」と思ったのかもしれません。特にわかが。わかが。

“ドリーヌュ号”で旅に出た一行は、botäwnie tourの最終日ブロンテ公演で一旦横浜に帰ってくるのですが(詳しくは『20201018 KT ZeppYokohama-okaeri-』公演の映像を観るとわかりやすいよ!BASEで売ってるよ!)、その時は「家」には帰ってない設定。というか、流行病でワチャワチャしてなんとかツアーファイナルを横浜で迎えられただけだったので「あの時の話をキチンと終わらせないと次に進めないな」とも思ってました。ずっと。

紆余曲折3回ほど曲がっての県民。
misaki・みお・珠理がいなければ辿り着かなかった、目標にもできなかった県民だったので7人姉妹設定、ありがとうの気持ちを込めて芝居部分で3人の名前を出して欲しいというリクエストを三名さんが素敵な話に仕上げてくれました。わーい。

ものすごく余談ですけど、結成当時オリメン4人にグループ名を“nuance(小文字)”で説明して「いつか売れて県民ワンマンとか出来たら大文字の“NUANCE”にしたいと思ってるのよ」と話をした時に「なんかダサ」と言われたのを強く根に持ってます(持ってません。誰かとも言いません)。

なので、前にどっかのインタビューでも話した気がしますし、誰に言ってもあまり信じてもらえないんですけど、流行病で時期がずれたり船から降りてしまった人もいるから確実ではないのですが、県民やるのも大文字になるのも僕の中では初めから決まっていたコトなのです。

(つづく)


アヌュナイ人を演じてくれた、“チャゲ”こと『近藤茶』はアヌュナイ人が初めて登場した時以来の再登場。3年ぶりくらいだと思います。優しいが故に損をするタイプの人間ですね(笑)。チャゲに辿りくつまでに他にもオファーしたり紹介されたりした方もたくさんいたんですが、初めから頭の片隅にチャゲが居てて「初演に登場したアヌュナイ人が出世して屋敷の執事になってる」ってなんかいいなと思ったり、ものすごく芝居が上手いわけではないけれど、芝居や座組に対して惜しみなく愛情を注ぎ込む姿勢が好きで、芝居を演りたいと思ってるキョウミとかヒナが演劇に対する姿勢とか表現の追求の考え方を肌で実感できるかなと思ってチャゲにお願いしました。

チャゲとの付き合いもまぁまぁ長いですが、僕が知っている史上最大にセリフがありました。舞台であんなに喋ってるチャゲ初めて観た。なんか楽しそうで良かったです。

稽古中にグリンピースの瓶を割った話は末代まで語り継がれることと思います。

(つづく)


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