[創作小噺] 囲碁(当て書き:和牛)

川西賢志郎:ちょっと頼みがあんねんけど

水田信二:「頼み」というと?

川:碁石貸してほしい

水:それは無理や

川:なんで?

水:今はおらんから

川:「今はおらん」てどういうことや

水:こいし師匠は今はうちにおらん

川:いとしこいしのこいし師匠やないわ。ほんで「今はうちにおらん」って…昔はおったんかお前んちに

水:おらんけど,「こいし師匠貸してほしい」って言うから

川:「こいし師匠」やない。碁石や

水:ごいし師匠?

川:「師匠」やない。碁石や,碁石

水:え?「ごいし」って何?

川:あ〜あれか。お前が持ってる高級碁石を貸したくないもんやから,とぼけてんのか

水:その「ごいし」っていうのは,どういう形してんの?

川:そこまでとぼけんでもええやろ

水:形は?

川:丸い形や

水:色は?

川:色?色は,白と黒や

水:あ〜分かった!あれやな

川:それや。貸してくれんの?

水:貸す貸す。あんなんで良かったらいくらでも貸しますよ

川:ありがとう

水:台所に置いてあるから,ちょっと取ってくるわ

川:ちょっと待て。お前,ゴマ貸そう(誤魔化そう)としてるやろ


漫才の仕事依頼はこちらから


この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

note.user.nickname || note.user.urlname

「ストーリがあってオチが綺麗な漫才」がこの世の中からなくならないよう応援してくださるみなさんからのサポートをありがたくお受けしております。

好きな球種は,フォークとスプリットと縦スライダーです
1

藤澤俊輔 (漫才作家/オチ屋)

2012年よりフリーの漫才作家としてネットで漫才台本を販売。プロの漫才師や落語家の方にも台本を提供。これまで台本を100本以上書いています。劇団によって演劇化された台本もあります。一生使える漫才台本を書きます(永久無料のアフターケア付) 漫才をこよなく愛する人を探しています

創作和牛漫才

創作漫才・カバー漫才・創作小噺などを,勝手に和牛のお二人で当て書きさせていただいております。いつの日か和牛のお二人にも認めていただけるよう精進いたしますので,ご容赦ください。

コメント1件

これはフリー台本ですので自由にお使いいただけますが,サポートしていただけると活動を続ける上でとても助かります。よろしくお願いします。
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。