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「人は1日に少なくとも6万回(6万個の物事を)考える」といわれている。仮に,1秒に1回思考するとして,その1回で何を考えるのか,その1秒の積み重ねで,人生は変わる

「1秒を意識して生きるなんてストイックすぎる」と感じるかもしれないが,もし,1秒につき1円,1時間で最大3,600円,1日最大6万円もらえるイベントがあったらどうだろう。「1秒も無駄にしたくない」と思い直す人が,相当いるはずだ。実際のところ,1秒には1円の価値,もしくはそれ以上の価値があるのではないだろうか

「無益なことばかり考える」なら1日に1円も手に入らず,「有害なことを考える」なら1秒で1円もしくはそれ以上の損失を,時には1日に何十万もの損失を出すことさえあり得る,そんなふうに想像してみた。「思考」を換金できるシステムがあれば,こんな無駄遣いはしない。時間の使い方を見直し,できるだけ有益なことを考えるように努め,もっと「貯金」できるような生き方を模索する。

ただし,1時間で3,600回思考できたとしても,考えたことすべてが「貯金」できるわけではない。「短期記憶は約20秒で消える」ともいわれている。人間の脳は,寝ている間に短期記憶を整理し,重要でない情報は削除し,長期記憶としてふさわしいものを保存する。寝る前に,今日考えた有益な事柄を思い起こし,感謝しつつ思い巡らし,味わいながら眠りにつけば,おそらく,長期記憶として「貯金」されることになるだろう。この「貯金」は,使っても減ることがなく,むしろ,使えば使うほど定着し,それが「人」を形作る。やはり,1秒の有益な思考には,1円以上の価値があるように思えてならない。

もし本当に,1秒につき1円もらえるとしたら,寝る間も惜しんでひたすら考え続け,肉体的にも精神的にも異常をきたす人が現われるだろう。思い起こし,睡眠を取らなければ,「貯金」されないというこの自然の摂理は,味わい,感謝し,休息するための時間を取る必要があることを教えているのだと思う。

問題は,「有益・無益・有害」の判断をどうやって行なうかだ。わたしはクリスチャンだから,聖書に沿って判断したい。「神」について考える回数を増やしたいと思う。

落語や漫才のあらゆるオチを誰よりも先にNFT化し,落語や漫才やコントなどを作る際の元ネタとなる令和版『醒睡笑』を作っています 脳トレ&遊びながら落語NFTがもらえる『オチ当てクイズ🎯ゼツミョー大賞🏆』という企画もやっています