見出し画像

guitarとの出会い

                          【1609字/写真2】
中学2年の夏休みでした。
兄はすでに社会人になっていて、お盆休みに義兄の車で一緒に帰省していました。

その時、兄が一緒に持ってきたのがギターでした。
どこでどうやって覚えたのか、フラメンコの曲を弾いてみんなに披露したのです。

そのなんとカッコよかったこと。
兄はいったい何がきっかけでギターを弾くようになったのでしょう。
そういえば一度も聞いたことがないですね。

教則本も持ってきていたのですが、その本のこととかもよく覚えています。
兄が弾くフラメンコは、曲も、兄自身もカッコよく、ぼくも弾いてみたいと思ったのでした。

兄達が帰った後、母に手紙を送ってくれたのですが、私がお願いしたので母が聞いたのでしょう、「だいたい1万円くらいのギターならいい」と書いてあったのをしっかり覚えています。

後日、母と僕は一緒に福島市内の楽器店にいったのでした。
前後のことは全く覚えていません。店員さんに勧められたギターを
買ったような気がします。値段は8千円台のギターでした。

それから僕のギターとのお付き合いが始まりました。
僕の田舎には当然ギターを弾いている人は周りには誰一人なく、
もちろん教室なんてものはありません。

新聞の番組表からでも知ったのでしょうか、
当時NHKでギター教室という番組があったのです。
毎週土曜日の夜に放送していたのですが、その番組を見ながらギターの練習をはじめました。
その番組は半年ごとの番組で、先生もかわり、テキストも変わりました。

それを地元の本屋で買ったのでしょうか・・・あんな田舎にあったのかなぁ・・・
自分で買ったのか、それとも買ってもらったのかも覚えていません。

テキストは当たり前ですが、最初はギターの各部の名称からはじまり、簡単な曲、そしてだんだん難しい曲へと進んでいくのでした。
だいたい、毎回どの先生の番組でも7割くらいまではついていくことが出来ましたが、それ以降となるとだんだん難しくなって・・・、そのへんくらいまでしか弾けるようになりませんでしたというか・・・、そのくらいまでは弾けるようになりました。

高校生になるとだんだん練習する回数は少なくなりました。

NHKの教材はいまでも大切に書棚に飾ってあります、今は見ることもなく、ぼろぼろのままですが、開けば大切な思い出の1ページがよみがえります。

そのテキストというのがこちらです。

表紙は剥がれています。一番最初の番組で使用したテキストです
表紙を開いたページですが、手書きの文字と絵は落書きです
講師は「京本輔矩」先生でした

写真を撮るために久しぶりに出してきました。
クラシックギターなので、コードはなく、テキストのすべての楽譜は指引きです。今のアルペジオができるのはその当時の練習の賜物でしょう。

中学3年生の時が指引きで一番うまく弾けた時で、それからまったく現在まで成長していません。

今思うと、自分がギターを弾くことをいろいろ友達に話して、ギター仲間を作りたかったなという思いがあります。
高校生の時は友達にギターを持っている!ということさえも、ほとんど話したことがないように思います。本当に自分だけの世界でした。

++++++++++++++++++++++++++++++++++

その後のギター人生ですが、二十歳過ぎ頃にフォークギターを購入して、当時はやっていたフォークソングなどを一人自分の部屋で弾き語っていました。
23歳で上京してからは、ギターから遠く離れてしまいます。
そして50歳くらいなって、押し入れの奥に入っていた例のフォークギターを取出し、ギターを再開したのでした。

その辺のことはまた別の記事に書きましょう。

読んでいただきありがとうございました。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

つづき・・・

2024年1月30日 投稿
■(続)guitarとの出会い ■
https://note.com/fujita1339/n/n6a3ab32bb582


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?