みんなには絶対に内緒ということで、別のストロベリーファームに移動させてもらった。

スタンソープには、大きなスーパーが１つしかなく、スタンソープ中のファーマーたちがそのスーパーで買い物をする。

何が言いたいかというと、僕も前のファームのワーカーたちもここで買い物をするため、すぐに他のファームに移動したことがバレた。ということ。

移動当日、サンが僕とシンを新しいファームまでピックアップしてくれた。今度こそ稼げるのか、不安はあったが次にかけるしかない。

お金も前のファームのボンドが戻ってこないため、かなりキツい状態だ。しかも次のファームでもまたボンドがかかることになる。

色々考えているうちに、新しいファームに到着した。

『着いたわよ』とサン

新しいファームも前回と同じでファームステイとなる。

しかもファームにしては少し洒落た建物だった。（と言ってもプレハブコンテナだが）

『じゃあ建物の案内をするわね』サン

キッチンや食事するスペース、ビリヤード第や卓球のあるスペース、洗濯機のあるスペース、シャワースペースなどを案内してもらった。

シャワーは、前回5分だったのだが、なんとここは8分も使えるのだ！

5分に慣れていた僕は、逆に残りの3分を持て余すほどになっていた。人間の慣れはすごい。

ここで、サンにボンドと1週間分のレントを支払い、残り100ドルちょっとぐらいまでお金が減った。

ちなみに、サンもここに住んでいるようだ。

ここのファームは、前のファームと比べて規模が非常に大きかった。見渡す限り、ストロベリーファームで、見渡せない所にもストロベリーファームがある。

畑に近づいてみると、ストロベリーがめちゃくちゃある！前のファームでは見たこともないほどのストロベリーが、赤々とその存在をアピールしていた。

これは・・・いける。

僕とシンは、テンションが上がった。