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成果を生み出すテクニカルライティング

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【テクニカルライティング】「成果を生み出すテクニカルライティング」——拙著に関する追加情報を載せたエントリー集。
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記事一覧

なぜあなたの報告はボスをイライラさせるのか?~その原因と対策まとめ

「もっと要点をかいつまんで報告してくれ!」 仕事の報告でボスをイライラさせたことのある人は多いと思います。では、なぜボスはイライラしたのでしょうか? 「そりゃあ…私の報告が『かいつまんで』いなかったから…」 では、「かいつまんで」いる報告と「かいつまんで」いない報告では、何が違うのでしょうか? 結論から述べると、かいつまんだ報告は次の3つの条件を満たしています。 (1)前回の報告と今回の報告との関係を説明している (2)結果に直接関係する事実を明らかにしている (3)

「成果を生み出すテクニカルライティング」を企画した切り口

皆さまのおかげで、ようやく拙著を出版できそうです! 初出版を(自分で勝手に)記念して、この記事では「どういう切り口で拙著を企画したか?」を説明します。 誰もが書籍化できるコンテンツを持っている書籍にできるコンテンツを、誰もが必ず持ってます。こう書くと「そんな専門知識なんてもってない!」と多くの人は感じるでしょうが、そんなはずありません。「自分にとっては当たり前でも、他人にとってはそうでない」ことが必ずどこかにあるからです。 それは専門知識のような「なんかすごいもの」である

書籍出版の舞台裏 ~「成果を生み出すテクニカルライティング」はこうして生み出された

皆さまのおかげで、ようやく拙著の出版にこぎつけました!そして、Amazon の新着ランキングで、なんと最高4位を獲得しました!すごい!自画自賛! だって、Amazon の「ビジネス実用」のカテゴリは、苫米地英人、ひろゆき、佐藤優、橘玲、田村耕太郎など、歴戦の著名な猛者が集う最激戦のカテゴリですよ。そこへ、 (1)なんの出版実績も知名度もない私が、 (2)エンジニア・研究者に読者層を絞り、 (3)税込 2,462 円という強気の価格設定をしてるのに、 新着ランキングで(瞬

「成果を生み出すテクニカルライティング」の企画から構成案の完成まで

拙著発売から約 20 日が経ち、技術評論社から2月分の集計結果を正座して待っております。お買い上げくださった皆さまはいかがでしょうか。思考の言語化でそれを整理して成果をあげていることを、切に期待しております。 黙って正座して集計を待っていればいいものを、私は転居先が片付いて相当ヒマを持て余していたので、うっかり mixi にログインしてしまうという失態をやらかしました。たぶん、10 年ぶりくらいだったと思います。 その結果、想像を絶するパンドラの箱を開けてしまった衝撃に耐

書籍企画でも技術資料でも「何を書くか?」より「どう書くか?」が重要

先日、最寄りの大型書店に寄って拙著の配置を確認したところ、冊数はそこそこ確保されていたものの、あろうことか背見出ししか見えない陳列になっていました。これまで本を買って読むだけの立場だったので何も気づきませんでしたが、泡沫筆者が書いた新書落ちに対する書店の陳列は無慈悲です。 このまま黙って帰っては枕を濡らすだけだと思ったので、書棚から拙著を1冊取り出し、戻す位置を間違えるフリをしながら、表紙が見えるように勝手に本の陳列を動かしてしまいました。 怪しいオッサンが営業妨害してい