京都市の救護施設を巡る対立について

 京都市が向日市との市境に救護施設を整備することについて一部で話題になっている。詳細については報道を参照されたい。

1、 一致した結論を

 この問題が今後進展するにあたって、向日市の住民は一致した結論を迫られることになると思う。すなわち、「何がなんでも反対」「一定の条件のもとに納得」という人々が混在すると思われる中で、京都市と対峙して意見交換を行うのは難しいということだ。現在は京都市が抱える問題点という点で一致して対峙しているかも知れないが、事態が進行するにつれて分裂しないとも限らない。

 早い段階で向日市住民の間で一定の結論を出さないと、ある段階まで京都市の説明がなされた時に、十分に説明は尽くされたとして「施設の整備に納得する」人々と「まだ納得できない」人々、さらには「そもそも整備に反対」という人々に意見が分散され、最悪の場合、向日市住民の間に亀裂が生じる恐れもある。さらには、対峙する京都市側も対応に苦慮するだろう。

2、 「個人の集合体」と「巨大組織」が対峙

 これを避けるためにも、向日市住民の間で、京都市に対する意見・要望や納得できるラインを集約することが重要になってくる。
 私のような人間が提言しないまでも意見集約が図られると信じているが、「個人の集合体」と「巨大組織」が対峙する場面では集合体の分裂は起こりうる事象であり、注意する必要がある
 中には、巨大組織が集合体の分断を試みるパターンもあるだろう。(京都市がそのような分断を行うとは言っていない。)その対応策としても、個人の集合体の意見集約は大切であると感じる。

3、 最後に…

 最後になったが、なぜ、京都市が救護施設を市域の隅である、向日市との市境、それも、新幹線の高架と高速道路に挟まれた場所に整備しようとしたのか、疑問に思ったことを記しておきたい。

※推奨動作環境は、下記をご覧ください。 →https://note.pieceofcake.help/hc/ja/articles/360008947573-推奨環境 ご覧いただき、ありがとうございました。 もしよろしければ、若輩者をサポートいただけると、とても嬉しいです。