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「オンライン会議の伸びしろ」20190701−0705

週末は七夕。ダイソーの笹に、娘手作りの短冊。「スーパーマンになりたい」と父の願い事を書いてくれた。安物の笹ですまん。

行事を通じて四季を感じる機会が増えたのは、娘のおかげ。夏は海に行って、秋にはお米の収穫を一緒にしたい。

先週の振り返り

・オンラインMTGに感じる、伸びしろ

今、北海道から沖縄の各地をつなぐ共有会を月1回実施している。オンライン慣れしているメンバーで回線も安定しているので、運営上大きな問題はない。でも、効果的な運営にするためにいくつか障壁がある。

①【話し手】聞き手の反応が見えないので話していて不安
②【聞き手】4−5人以上になると「参加感」が薄まっていく

という話し手と聞き手それぞれの障壁。この解消に、Zoomの「ブレイクアウトルーム」という小部屋の活用をはじめてみたら、思いの外参加メンバーからの反応がよかった。(ブレイクアウトルームは、自動あるいは手動で、メンバーを複数の「小部屋」に分けることができる機能。今回は、オンラインMTGのはじめの5分を3−4拠点のグループセッションにあててみた。)

オンライン会議、まだまだ良くできる伸びしろがあるなあと感じている。

・ミッションの自分ごと化

プロジェクトでミッションステートメントの浸透フェーズをサポートしていて、目に見えないものを扱う難しさと共感が生まれたときの嬉しさを感じている。社員の立場からすると「浸透」はされたくない…と思うので、会社の価値観や指針であるステートメントをいかに、自分の業務やキャリアに役立ててもらうか。「自分のこと」と感じられる機会や環境を作るかが大事だと、試行錯誤しながら思う。

いくつか策定や浸透フェーズの事例を見ていてポイントだったのが、

【浸透施策のポイント】
1.策定は一気に頻度高く
(期間が長くなると温度が下がり、形骸化してしまう)
2.経営Mgrの強い意志
(人を通じて広がるので、トップが大事だと思ってやりきれるか)
3.社員を巻き込む
(共感や納得は話し合いから生まれる。社員が関わる機会をつくる)
4.多様な施策を重層的に
(ポスター、評価制度、ワークショップ…など)
5.見える化して定点観測
(続けることが肝。活動を評価し継続するために、指標化して売上と同じくらい定点観測する)

ということ。中でも、グッドパッチさんの事例が生々しすぎてとても参考になる。(この内容を公開できるのが、スゴい…)

先週のパワーワード


先週のインパクトが大きかった言葉、パワーワードを書き残します。


利益はカス

「会社を悪者にされてしまう…。」そんな経営者のつぶやきに、どうして会社は悪者/モンスター化するんだ?という疑問への答えを求めて手にとった、サイボウズ青野社長の著書「会社というモンスターが、僕たちを不幸にしているのかもしれない。

モンスター化の一因として「理念が力を失っている」ことがあげられている。その文脈で紹介されていたのが、社員を大切にしている会社として有名な伊那食品・塚越会長の利益はカスという言葉。

カスは健全にビジネスができていれば出てくるもの。所詮それはカスであって、目的ではない、という。

決して売上や利益を軽視しているわけでは無いけれど、目的ではないと断じているところが清々しい。つい「目の前のこと」にいっぱいいっぱいになることがあるけど、それは結局は「カス」なんだと。自分、カスのために頑張っているんだ、と思うと、なんだか肩の力が抜けてくる。なんとかなるような気もしてくる。

カスがちゃんと出ますように。今週も頑張ろう。

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