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世界で最も美しい国で、最も美しい食卓に招かれた時の話<イラン>。

「美しい国だなあ」。
これがイランを旅して受ける印象です。

夕方からライトアップされるモスク。

公園に行けば花が咲き乱れ、家族連れがピクニックを楽しんでいます。イランの人々はピクニックをこよなく愛しています。

その暮らしぶりは、とても「洗練」されています。

これはお金持ちではなく、ごく普通の家。イランの家は広々としていて、すっきりと片付いています。そして家中に綺麗な絨毯が敷かれている。

そして毎週末のように親戚や友人が一つの家に集まり、ちょっとした食事会やパーティを開くのです。

私は数え切れないほどイランの家庭に招かれ、そんな彼らの暮らしぶりを見てきました。

そう。イランの人は、見ず知らずの旅人をとても気軽に自宅に招くのです。

人をもてなすのが、こんなにも好きな人たちって、世界広しといえども見当たらないでしょう。

私は20日間イランを旅して、その先々で知り合った人の家に招かれ、泊まり歩いたことがあります。20日間泊まったのは全てイラン人の家!

イランでお世話になった家々を思い出す時、真っ先に頭に浮かぶのは、そこでいただいた「家めし」です。

宗教都市ゴムで招かれたアフガニスタン系の方のお宅。ちょうど断食明けのお祭りの日で、近所に住む親戚が集まって昼食をいただいているところです。

北西部の都市タブリーズ近郊のご家族の夕食。チキンの煮込み、サラダ、たきこみご飯などをいただきました。

イランの食卓は、まさに「アート」のよう。

食事をする時は「ソフラ」とよばれる布を床に敷き、その上に料理を並べます。写真は、山間部の小さな村でお世話になったご家庭の食卓。

アメリカとの対立、核開発‥‥。「イラン」と聞くと、「なんだか物騒な国」と思われる方も多いでしょう。

じっさいに旅してみれば、いたって普通。いたって平穏。

それどころか、人が温かく、暮らしぶりはとても豊か。実際とイメージのギャップがこれほど激しい国もありません。

もちろん「これが本当のイラン」と言うつもりはありません。

でも「こういうイランもあるよ」と、ぜひ伝えたい。

そのために本を書きました。
『イランの家めし、いただきます!』
招かれていただいた家庭料理を軸に、イラン人の日常生活、文化などを紹介する本です。

ぜひ読んでみてください。

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最後まで読んでくださってありがとうございます。

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常見藤代

イスラム・エスノグラファー。 イスラムの人々の温かさ、ニュースで報道されないイスラムの暮らし、イスラムの魅力を伝えています。著書は『イスラム流 幸せな生き方』、『女ノマド、一人砂漠に生きる』、『女ひとり、イスラム旅』、『イランの家めし、いただきます!』など 。

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