本当は暗い音楽が好きでは？本当は９
いやぁあっという間に第９回、こんなじゃ気がついたら３０代になってしまいますな。知ってるそこの人、石を投げてはいけない。
さぁ、お約束の「カタルシス」ですよ。まずは意味合いを把握しておきましょうよ。私だって怪しいもんだし。
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カタルシス【(ギリシャ)katharsis】の意味
《浄化・排泄の意》
１ 文学作品などの鑑賞において、そこに展開される世界への感情移入が行われることで、日常生活の中で抑圧されていた感情が解放され、快感がもたらされること。特に悲劇のもたらす効果としてアリストテレスが説いた。浄化。
２ 精神分析で、無意識の層に抑圧されている心のしこりを外部に表出させることで症状を消失させる治療法。通利療法。
、、、浄化はともかく、排泄となるとこれまでの流れが全部ぶっ壊れますのでこの際除外してください。じゃないとイメージがほら。あれでしょ。
日常生活の中で抑圧されていた感情が解放され、快感がもたらされること。
これでありまして、とりわけ
悲劇のもたらす効果としてアリストテレスが説いた。浄化。
ここがストライクでした。いやもう単純な話なんですよ。サウナのあとの水風呂。なかったらその店は大至急つぶれます。カレーライスに福神漬け。なかった場合は「じゃいいです」つって店を出ますから。まぁ意地悪く考えると「他人の不幸は蜜の味」なんてな下世話なことにもなるわけですが、一概にそれをして「けしからんっ」とも言えないですよね。言ってる人はおそらく正しさの伝承を言いたいのではなく「そういってる自分を見てくれ、ほら正しいだろ？」ってな自尊心が全身からスパークしているはずです。
音楽の場合となると五感で味わう表現ですから。ながら聴きで傍観ではなく、大きな音で歌詞カードを見ながら、またはステージの場合はしっかり目に焼き付けて重低音をおなかで感じて、ビデオの場合もしっかりと目で見て耳で聞いて映像表現の意味合いをしっかりと考えて聴きましょう。そうすると前回紹介のピンクフロイド三部作など、とんでもない効果です。
案外簡素な答えですけどね、重要なのは第１回からの流れです。次回が本マガジンの最終回、「まとめ」です。その次の新マガジンでは、こんな偉そうな利いた風なことを書いている私とは何かについて投稿します。自分語りってどうしたってウゼーェェェ話ですが、まぁ色々な言葉や至高回路について、せめて「へぇぇぇ」位にお感じいただけるように、そしてなぜ私が愛する音楽はこんなんばっかしで、しかも自分で作る音楽は（現役ですので）なぜここまで陰鬱だったりするのか、理解していただけるように進めますね。
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