見出し画像

自分をアップデートするコツ

以前、こんな記事を書いた。

職場のブックシェアで借りて読んだ、ちきりん著「自分の時間を取り戻そう−ゆとりも成功も手に入れられるたった1つの考え方」という本の中に、生産性が高いという意味を理解するため、「この半年で価値の大きかった支出Best3は何か」という問いがあり、一年前は「何かを始めるきっかけになる投資」に価値があると考えていた。

それから一年が経った今、改めて自分の半年を振り返り、この半年の自分的価値ある支出Best3をまとめてみることで、まずは今の自分の価値観を再確認してみたい。


❸料理のハードルを下げるトークイベント 2000円

今年の頭、意気込んで生活の負担になりかけていた「料理」との向き合い方を変えてくれたイベント。家庭料理は極めるものではなく、抜ける手は抜き、家族と食べることをいかに楽しむかにある、ということに気づき、料理のハードルが下がった。

このイベントに行ったのは、有賀さんの話が聞きたかったからで、そこで白央さんを知り、「買うことも自炊」という考え方を得て、冷凍野菜の活用術を身につけたり、他の料理家さんの話も聞いてみたくなって田村さん×樋口さん、有賀さん×樋口さん、と他のトークイベントに行って、その方の本を買うきっかけにもなったり。

さらにイベント後、田村さんの肉じゃがと漬け物、樋口さんの豚の生姜焼きにチャレンジし、定番料理の作り方をアップデートできたりした。

また料理を楽にするため、切り物特訓教室に行くきっかけにもなり、包丁の使い方もアップデートできた。


❷未来の働き方イノベーション 書籍代1512円+参加費1000円

このとき、一緒にプロジェクトをやっていた職場の子二人にも声をかけたら、二人も参加することになり、帰りにお茶したことで関係性が向上し、職場から一歩はみ出て、自分の趣味ややりたいこと、今後のビジョンなど個人的な話ができるようになった。

その結果、仕事での連携がさらにとりやすくなっただけでなく、一人は転職して職場が変わったけど、プライベートで会おうと思える関係を作れたのは大きな収穫だ。いわば、職場での人間関係をアップデートできた感じだ。今日は仕事帰り、そんな友達二人とごはんに行く。楽しみだ。


❶おいしく食べてやせる!みそ汁 810円

この本を読み、朝ごはんを始めたことで、早起きできるようになり、朝活を始められたり、朝ごはんが増えた分、体を動かさなきゃと、朝晩、二駅ウォーキングを始めたり、新しい生活習慣を始めるきっかけになった。

運動とはほぼ無縁の人生を生きてきた自分が、体を動かすかことを習慣にしようと思い、実行にまで移せたのは、朝活の楽しさを知れたからであり、この本を読んで始めた朝ごはんが、その朝活のモチベーションになっている。

起きる時間が変われば、寝る時間も必然的に変わる。次の日も早く目が覚める。体が早起きに慣れてくる。意志の力では継続できないけど、起きれる仕組みを作れば、人は自然に起きる。

長年できなかった早起きができるようになり、それを維持したくて、ウォーキングも始められた。歩いているうちに、もっと体を動かしたい、歩かないとちょっと気持ち悪い、と思うようになってきた。これは運動嫌いの自分にとっては革命的だ。生活習慣までアップデートされたのだ。

自分をアップデートするために必要なのは、意志ではなく楽しみと仕組み

新しいことに挑戦すること、始めることは、きっかけさえあれば誰にでもできる。けれど、それを続けて、習慣を変え、アップデートするのは、簡単なことじゃない。

習慣化をするには、「何もしなくてラク」という最大の報酬を超える報酬が必要だと、今年の始めに読んだ本に書かれていた。

ラクを上回る楽しみを見つけたら、人は勝手にやるようになる。そんな楽しみを、食べること、人間関係、生活習慣で見つけ、自分の生き方をアップデートするきっかけになった本やイベントに価値がある、と感じているようだ。

そして、やっぱり、続けるには、意志の力でなく、仕組みが必要なのだと身を持って体験した。

◉家庭料理をアップデートするには、好きな料理家さんを見つけること。気になったレシピをひたすら作ること。包丁の基本的な使い方をプロに学ぶこと。作りたい料理が増えること自体が報酬。

◉職場の人間関係をアップデートするには、職場の外で一緒にイベントに参加すること。仕事以外の話ができる場を持つこと。いつでも情報共有できるように、LINEを交換すること。人間関係が作れたら、仕事もやりやすいし、人生も楽しい。

◉早起きをするには、朝ごはんを準備しておくこと。朝活で、読書時間、書く時間ができることが、最大の報酬。

◉体を動かすためには、歩くタイミング、ルートを確立すること。歩き始めたら、体を動かすこと自体が報酬になる。

人間の意志なんかあてにしてはいけない。つらいことなど続かない。いかに楽しみ=報酬を見つけるか、そしてこうやればこうなるという仕組みをどう作るか、それが自分をアップデートするコツなのだとわかった。

この記事が参加している募集

買ってよかったもの

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?