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TSMC関係者から出版潰しの脅しか

2023/10/04

■  出版させまいとする妨害を受ける

TSMC関係者と思しき人物から出版社に対して、つぶしをかけてきた様子があった。今TSMCが熊本にやってくる。かなり前からTSMCが中国の習近平を支える浙江財閥の中でも、中国のファーウェイと並ぶ一番大きく、そして強力な会社だと話をしてきた。

ファーウェイと連携し、世界でいろんなことを行っているが、彼らが特にターゲットとしているのが、軍事関係の通信であったり、戦闘機であるとか、戦車や兵器に納品するチップを狙ってきている。

そのような企業が日本にやってくるのはどうなのだろう。そこに税金を注ぐのはどうだろうと、ずいぶん前から警鐘を鳴らしてきている。

今回TSMCを誘致することに対して直接警鐘を鳴らした新著『光と影のTSMC誘致』がもうすぐ印刷にかかり、10月30日に出版というところまで来て、出版社に対してTSMCの関係者らしき者から嫌がらせの電話があった。

私に対しても元台湾人で日本に帰化したような方から、法的措置を取るというような脅しのメッセージも入ってきた。もし彼らが事前に差し止め請求をかけてきたりすると、この出版が危なくなるかもしれない。そういう妨害工作を仕掛けてきた。

以前から、台湾系の人がいろいろと親切にしてくれると思っていたら、いつの間にか連絡が無くなった。それが中国スパイの呉思国と似たようなパターンだと思っていたら、気がついたら呉思国グループと仲良くして、いろいろと嫌がらせを始めてきた。

TSMCが台湾で有名な環境汚染企業だと言っていたが、急にTSMCは環境汚染などしていない。深田萌絵のデマだと言い出したりしてきた。呉思国と仲良くし始めたのかと思っていたら案の定やってきた。それだけではなくTSMC関係者と何かあるという雰囲気を匂わせてくる。何としてでも私の出版を止めたい。私の書いた本は全部自分のものだというおかしな言いがかりをつけてきている。


■  日本から何もかもが奪われてしまう

アメリカではEV車一辺倒に傾いたために、ガソリン車工場の工員は、もう首を切られてしまうので戦っている。同じことが日本でも起こる可能性が非常に高い。ドイツも首切りが始まっている。アメリカやドイツは労働者の権利意識が強く、労働組合も企業と癒着していない。労働組合は完全にリベラル政治家の票田になっている。アメリカやドイツの労働組合は、工員と共に激しく企業と戦うが、果たして日本の会社に勤めている人たちは、そこまで会社に対して戦えるとは思えない。

TSMC誘致で日本の半導体産業は復興するという夢物語を語っている人がいるが、TSMCの工場が完成しそうになったら台湾から600社ものサプライヤーが熊本だけではなく、九州全体に来ることになりそうなのだ。

そうなればTSMCが日本に来るから儲かると思って喜んでいた日本の中小企業のライバル社も一緒に台湾からやってくる。そして台湾の会社の方が安いので日本の中小企業は根こそぎ仕事を奪われてしまう。そして日本の半導体産業の地盤的なものは壊滅的な打撃を受ける。

自動車産業も、TSMCが熊本に来ても優先的に供給を受けられない約束になっているので何のメリットもない。お金だけ持っていかれ、水は吸い上げられて汚れ、地元の中小企業に仕事が来るわけでもないという構造になっている。もうTSMCに全部吸い取られて、日本から何も無くなってしまう。それが今もう始まっているのだ。

皆さんにお願いしてパブリックコメントを送っていただいて本当にありがとうございました。しかし、熊本県はその皆さんの意見を踏みにじりました。このまま環境影響評価条例を緩和して、TSMCのやりたい放題にやらせる方向に向かっている。

今までは農地や山林だった所を、簡単に工場用地には転換できなかったが、政府の一声でTSMCが使いやすいように、そういった土地もどんどん工場用地にすると政策が方法転換した。TSMCやその関係企業のために、自然を潰して行く。環境はますます破壊されていくことになる。


■  熊本に誘致したTSMCは中国の仲間

アメリカのブルームバーグによれば、ファーウェイの新型スマホMATE60PROのチップは台湾の某ハイテク企業が秘密の工場を通じて、ファーウェイが制裁を乗り切るのを支援したと報じているのである。

ファーウェイの最新版スマホは7ナノ、5ナノの最先端チップが搭載されている。そのチップの出どころをアメリカ政府が調査したら、どうも台湾企業が秘密の工場を持って、そこから出荷している。しかし7ナノ、5ナノの製造工場を持っているのは、台湾にはTSMC1社しかない。

元CIA長官がスパイ企業と名指しで呼んだ中国のファーウェイに、TSMCがチップを供給して支え続けている。 その一方で日本やアメリカ、ドイツなどの自動車企業に対しては、チップの供給をボイコットしている。それをもうアメリカ政府が把握しているのに、日本はいつまで、TSMCは友達だ、仲間なのだ、救世主なのだと夢みたいなことを言っている。

私に脅しが来るとは驚いたが、それでも戦っていかないといけない。警鐘を鳴らし続けないといけない。

新刊を何としても出版にまで漕ぎつけたいと思っているので、新刊の予約をお願いします。10月30日出版です。

 
■  出版記念講演会のお知らせ

新刊『光と影のTSMC』の出版記念講演
10月21日(土)東京講演/10月22日(日)/名古屋講演/10月28日(土)大阪講演/10月29日(日)熊本講演

皆さん是非ともお申し込みの上ご参加ください。もう日本人はコケにされているのです。ちょっと脅せば尻尾巻いて逃げるのだろうと思って脅しをかけてきているのです。

できるだけ多くの皆さんに本当のことを知ってほしいと思います。台湾での報道を、翻訳会社に頼んだり、翻訳をしていた商社の方にご協力をいただいたりして、たくさん情報収集をして一冊にまとめています。ぜひともご協力ください。お願いします。

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