2024/03/27

https://www.youtube.com/watch?v=aL0v3hA05Mg

自民党内の中で次の権力者は自分だと色めき立っている中、裏金問題などで色々な激震が怒っている。安倍元首相暗殺の大事件で、長期政権を築き権力を握っていた政治家が亡くなられ、次の座は自分だと狙っていた人たちがいろいろと動いていたが、振り返れば統一地方選挙の前から保守分裂と言われていた。

しかし、保守分裂ではなく単に自民党の中の派閥争い、権力争いで候補者を一本化できなかっただけだ。今回の裏金問題で、大御所にまで影響が出てきた。

ニュースで、二階氏が裏金事件の幕引きで、次期衆院選の不出場を発表した。不出馬と言うが、岸田氏に恩を売り世耕氏を潰そうとしただけだった。

時事通信社や他のニュースソースからも出ているのだが、和歌山での権力争いで、安倍派の世耕氏と二階氏の間で、長年いろいろな確執があった。

和歌山県知事選で、二階氏が立てた候補者と世耕氏が立てた候補者の代理戦争が行われたと言われるほど、二階氏と世耕氏の間で、仁義なき戦いが繰り広げられていた。そのような背景の中で二階氏が、世耕氏を潰す一手を打ったと話題になっている。正に肉を切らせて骨を断つという展開である。

二階氏は、裏金問題で３０００万円以上の数字が出たこともあり、責任を取る形で、次の選挙には出馬しない決断をした。事実上の引退宣言である。

記者からは、歳だからですかと言われ「君も歳をとるのだよと」と怒っていたが、自分に責任があるから次の選挙は「不出場です」と言って幕引きをはかった。自分の部下を守る為の決断である。

こう言っては何だが、萩生田氏には出来ない芸当だと思う。二階氏は不出馬の意向を表明すると同時に、世耕氏を潰したと言われている背景には、世耕氏の衆院への鞍替えを狙っていたこともある。

二階氏は自分の息子を出したかったが中々うまくいかず、長い間悩んでいた。少しでも気を緩めると世耕氏が飛び出してきて、自分を追い落とそうとするプレッシャーの中で、裏金問題で責任を取り引退を宣言することにより、他の裏金問題が取り沙汰されている議員達の今後は、どうなるだろうか。恐らく公認取り消しになると政界では言われている。

そうなれば、公認を取り消しになった世耕氏が、次に当選するのは難しいと見られている。次の衆院選で二階氏は、出馬はしないが後釜を立てる。世耕氏は鞍替えを行ないたいが、公認がないのであれば、参議院議員のままで任期を満了するしか策が残されていない。

公認を取れずに参院選に突入すれば、世耕氏もどうなるか分からない。結果として、二階氏は肉を切らせて骨を断つ作戦で世耕氏を確実に潰し、院政をしく戦法で、さりげなく岸田氏にも恩を売った。

今後の日本の政治はどうなるのか。自民党の中でも派閥の構成が変わると言われている。萩生田氏も萩生田派結成に向け、結構な人数を集めているとも聞こえてくる。

今後、色々な新展開が待っていることには間違いない。自民党の中で党を割り新党を作ろうとする話も持ち上がっている。

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