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Highlight

少しだけ浮いた前髪を
恥ずかしそうに抑える
君は 君は
部屋に忘れていった 紅を
よく聞いた Radioはもう
終わったんだ

扉が閉まる音で
目覚める朝は
いつも いつも
君が居なくなって
当たり前になってく時間も
僕は 僕は

床に転がったLighterを
思い出と一緒に拾い上げて
空っぽのhilghtの
煙を飲み込んだ

僕らはいつだって
いたずらに愛し合って
振り返ることも
ないままのHighlight

ありふれたラブソングで
頬を濡らす
君を 君を
僕の音楽で泣かせたかったのに
何故か僕の方が泣いてしまったんだ

思い出さないように
閉じ込めておいたんだ
1枚ずつ綺麗に
並べて取っといた

僕らはいつだって
ぐしゃぐしゃに愛し合って
記憶の片隅に
残されたHighlight

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