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GateboxLabに行ってきた。

先日、GateboxLab(Gatebox株式会社)に、おじゃましてきました。


「Gatebox」とは?

ご存知の方も多いと思いますが、「Gatebox」は、好きなキャラクターと一緒に暮らせる、世界初のバーチャルホームロボットです。

話題になった、衝撃のコンセプトムービーがこちら。


「好きなキャラクターと一緒に暮らす」という、誰もが思い描いたことがあるかもしれない未来像ですが、実際にこれを実現するプロダクトを開発・販売しています。

あの孫 泰藏さんが、いずれ "Gatebox前後" と言われるような、エポックメイキングなものになるだろう、と仰ったそうです。


圧倒的なビジョンドリブン

Gateboxのビジョンは、「Living with Characters -キャラクターと一緒に暮らせる世界」を実現することです。

CEOの「初音ミクと暮らしたい」という想いから、
「キャラクターを出現させたい」
「おかえり、と言って欲しい」
「ただいま、と伝えたい 」
・・・
というような数々の想いを、試行錯誤しながら実現していくという、まさに「ビジョンドリブン」というにふさわしい会社でした。


MITの石井裕教授が仰っていた、「世界は加速している。テクノロジーは1年スパン、ニーズは10年スパンで変わる。しかし本当の強いビジョンは、100年を越えて生き続ける。」という言葉が浮かびました。(参照

実際Gateboxの方も、「新しい技術が出てくれば、別のものを作るだろう」というようなお話をされていました。

彼らにとってテクノロジーは、ビジョン実現の手段にすぎません。


"Living with Characters" 実現に向けたこだわり

"Living with" という「一緒に暮らす」感覚、つまり "自分を認識している存在が、実際にそこにいる" と感じられるようにするには、現実世界からのinputを受けて、現実世界へoutputを返す、というように、インタラクティブであることが重要になります。

また、あくまで "with Characters" ということで、命令を聞くだけの単なる入出力装置ではなく、能動的なアクションをするなど、自立した意思を持っているような独立した存在でなければなりません。

さらに、何より魅力的なキャラクターでないと、そもそもの「一緒に暮らしたい」という想いに繋がりません。キャラクターのかわいさを追求するメンバーのこだわりも、もちろん半端ではないです。

このあたりは、Gatebox Inside ラボメンバーインタビュー記事を、ぜひ読んでみてください。


"ほしいものをつくる" という最強のエネルギー

この世に無い革新的なプロダクトを作る上で、「ビジョンドリブン」は大きな強みで、必要不可欠なことだと感じました。

また、Gateboxの場合、そもそも "自分たち" のほしいものをつくる、というところから始まっています。マーケティング的に見れば、いわゆる product outになりますが、それが、実現へのエネルギーや作品へのこだわりに、なにより強く繋がっていると思います。


これが、新卒時代に共にマーケティング・プロセスを叩き込まれ、世の中の特定の集団が欲しがる 儲かるものを作れ、と教え込まれた、そんなかつての戦友が立ち上げた会社かと思うと、非常に感慨深かったです。笑

お互いにもう当時の会社を辞めていて、今はまったく別のキャリアを積んでいるわけですが、かつての同期が頑張っているところを見て、私もエネルギーをもらいました。


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