マガジンのカバー画像

ご利用ありがとうございます!

183
私がみんなのフォトギャラリーに投稿した写真を利用してくださったnoteをまとめています。利用して頂けると写真を撮るモチベーションが上がります!ありがとうございます!!
運営しているクリエイター

#現代詩

はたまたレインボー

懐かしのソウル&ブルース 知らない国の音を待っている 文字が台風のように渦を巻く 嫌いな仕事と愛するあなた それは同時に起きている これは歴史でおとぎ話 いたって普通の 一人のまだ何も知らないガールの話 ただそれだけ インターネットによって少しだけ身近になる誰かの悲しみ でも知らないことを知った気にもなる 私はだれを悼んでいる? 本当の隣にいた人のこと 感じないようになってきた 痛みも悲しみも そして感動も 夜の遊園地 最後には花火が上がって これが現実これから日常 それで

【詩】執着

あなたとの出会いは 道を曲げました 私の人生は 果てなき樹海へと 一直線になりました あれは欲情でした 一瞬でも 見てしまったばかりに あなたの顔を 腕を 背中を 生命を いっそのこと 目を潰してしまえば 樹海のなかで 朽ち果てることもできたのに あなたへの想いは すべて風化したのに 別れたあの日の 傷だけは 今でも残っています あなたは他人でした 私が勝手に 自分のなかに あなたを取り込んでいたのです あなたとの分離は 肉体に 激しい痛みをもたらしました 今もそこ

その日は空ばかり見上げていた

こんな風に、いつも曖昧な世界の境界を見ることができるのも、夜が長くて朝がおそい冬だからなんだ。 冷たい空気がスモッグも払いのける。 昼になったらもうこんなに降り注ぐ光。 早く暖かくなって、と願うのと、もうすこしこの神秘を見たい、と思うのと、どちらも胸に抱いている。

【詩】 ケチャップと観覧車

おろしたてのブラウスに ケチャップが一点跳ねました それだけで今日の午後はみすぼらしいです 映画を観ても おしゃれな街を散歩しても 素敵な夜景を見ても キスをされても 頭の中は胸元のシミの事でいっぱい 今夜うまくいかなかったなら それはお昼ご飯にハンバーガーを選んだ君のせい