fukazayo

A software engineer of mobile applications.

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最近の記事

2022年の振り返り

2022年の個人的な振り返りポエムです。 仕事現在、本業ではモバイルアプリ(iOS/Android)開発部門のマネージャーを担当させて頂いており、副業では主にFlutterアプリの開発を担当させて頂いてます。 本業 本業では、主にチームのマネジメントや窓口を行いつつ、雑用担当としてモバイルアプリの細かな改修なども行なっています。 有難いことに優秀なメンバーが多く、最近はチームが非常に上手くワークしているため、来年は若手メンバーへの委譲を進めていきたいと思っています。

    • 2021年に買って良かったもの

      2021年に買って良かったものを独断と偏見で並べていきます。 買って良かったもの1位 Apple M1 Max MacBook Pro (14インチ) プライベートの開発PCとして使い倒しています。 去年のM1チップでも十分速いですが、M1 Maxはさらに約1.5倍速くなっており、メモリも64GBまで載るようになったので、ビルド時間が短くなり開発効率が劇的に向上しました。 2位 Samsung Galaxy Tab Active 3 風呂タブとして使い倒しています。

      • 現時点でM1 Macはモバイルアプリ開発に使えるのか? その後

        M1 MacBook Proをしばらくモバイルアプリ開発に使ってみて色々調べたメモです。 ※現時点(2020/12/7)での情報です。 Is Apple Silicon ready?macOSアプリのApple Siliconへの対応状況が確認できるサイトです。 Fork12/4にリリースされたVer. 2.1でユニバーサルアプリ対応済みです。 Xcode 12前回、Apple Siliconネイティブ動作ではシミュレータービルドは失敗すると書きましたが、以下の設定を

        • 現時点でM1 Macはモバイルアプリ開発に使えるのか?

          M1 MacBook Proを入手したので、現時点(2020/11/21)でモバイルアプリ開発に使えるのか確認してみました。 まだ数時間しか触れていない為、何かあれば都度更新していきます。 iOS/Android共通- Fork Rosetta上で問題なく動作しました。 - Karabiner-Elements ユニバーサルアプリ対応済みで問題なく動作しました。 iOSアプリ- Homebrew Rosettaを使用してターミナルを起動することで問題なくインスト

        2022年の振り返り

          転職ドラフトを使って転職した話

          先月、転職ドラフトを使って転職をしたため、その体験談を書いてみました。 転職ドラフトに登録したきっかけ実は前職でも採用企業側として転職ドラフトを使っていたことがあり、 - 知名度の高いスタートアップ企業が多い - 経歴だけはなく、やりたい事や希望条件を細かくレジュメで提示でき、採用企業はポジションや条件を提示した上で指名を行うため、選考前のミスマッチが最小限に抑えられる - 転職成功プレゼントでApple Storeギフトカード10万円が貰える という点が、よくある

          転職ドラフトを使って転職した話

          Qrioに4年間エンジニアとして携わって経験したこと #7

          続きです。(最終回) Qrio Lock (Q-SL2) Siri ショートカット2018年10月にApple Watchアプリがリリースされたあと、Siri ショートカットへの対応を検討していました。 しかしながら、デモとして動作するところまでは順調に進んだものの、Siriでロックを操作するための機能はアプリ本体とは別に実装する必要があり、このタイミングではリリースまで至りませんでした。 ※デモ動画のロックは、Q-SL2の試作機となります。 実装そのものはそれほど難

          Qrioに4年間エンジニアとして携わって経験したこと #7

          Qrioに4年間エンジニアとして携わって経験したこと #6

          続きです。 Qrio ただいまキット (Q-TK1)Q-SL2の開発が走っていた2017年の冬、Q-TK1の開発も並行で走っていました。 Q-TK1は、Qrioが持つ既存のハードウェア(Q-ST1とQ-H1)を組み合わせて実現した製品で、社内のアイデアソンで製品化が決まりました。 アプリとしては、Androidアプリは僕が担当し、iOSアプリは社外の業務委託メンバーが担当する体制で進んでおり、Androidアプリの実装期間は片手間で約2ヶ月と短かったものの、幸いにもiO

          Qrioに4年間エンジニアとして携わって経験したこと #6

          Qrioに4年間エンジニアとして携わって経験したこと #5

          続きです。 Qrio Lock (Q-SL2) 前日譚2017年の春に、ソニーのメンバーを交えてワークショップなどを行い、Qrioが次に作るスマートロックはこうあるべきだよねという話をし、そこからQ-SL2の開発が徐々に本格化していきました。 その中で、Q-SL1で判明した課題について、絶対に解決したいという思いが全方面から上がり、アプリの領域としては、 - 暗号処理や大量のパケット通信など、ロックとの複雑なBluetooth通信処理が、アプリ本体から簡単に切り離せる状

          Qrioに4年間エンジニアとして携わって経験したこと #5

          Qrioに4年間エンジニアとして携わって経験したこと #4

          続きです。 Qrio Smart Lock (Q-SL1) HomeKit2016年12月にQ-H1が発売されたあとに少し余裕ができたため、AppleのHomeKitについて調べていたところ、HomebridgeというOSSを使えば比較的簡単にロックの操作を実現できることがわかり、2016年末の空き時間でラズパイを使ったデモを実装しました。 しかしながら、HomeKitを製品に落とし込もうとMFi(Made for iPhone)のドキュメントを読み漁ったところ、Home

          Qrioに4年間エンジニアとして携わって経験したこと #4

          Qrioに4年間エンジニアとして携わって経験したこと #3

          続きです。 Qrio Smart Lock (Q-SL1) スマートウォッチQ-SL1が発売されてからは、僕自身もユーザーとしてQ-SL1を使っており、また同時にApple Watchのユーザーでもあったことから、スマートウォッチからロックの操作ができないかを考えていました。 しかしながら、2015年時点のwatchOS(Apple WatchのOS)はBluetoothを直接扱うことができなかったため、リモコン方式(勝手に名付けた)を採用することにしました。 リモコン

          Qrioに4年間エンジニアとして携わって経験したこと #3

          Qrioに4年間エンジニアとして携わって経験したこと #2

          続きです。 Qrio Smart Lock (Q-SL1) 手ぶらで解錠2015年8月にQ-SL1が発売されたあとは、当初搭載予定だったものの開発が遅れていた「手ぶらで解錠」という機能の実装をしていました。 この機能の仕様は非常にシンプルで、スマホの位置情報(GPS)を使い、ロックから一定距離を離れたら外出フラグを立て、外出フラグが立った状態でロックに近づいたら自動で解錠するというものです。 これだけ聞くと余裕で作れそうと思われますが、特にAndroidは様々な機種が市

          Qrioに4年間エンジニアとして携わって経験したこと #2

          Qrioに4年間エンジニアとして携わって経験したこと #1

          こんにちは。 QrioというIoTスタートアップで約4年間エンジニアとして携わってきたfukazayoです。 この度、2019年8月末をもってQrioを退職することになり、ここに軌跡を綴っていきたいと思います。 誤解なきよう始めに綴っておくと、Qrioでの日々は、スタートアップならではのハードな局面はいくつかありましたが、結果として大企業では絶対に得られない様々な経験を積むことができたことは間違いありません。 もし、このエントリを読んだあなたが開発だけでは飽き足らず、

          Qrioに4年間エンジニアとして携わって経験したこと #1