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「ライターなんて稼げんでしょw」「ライターって大変?」って言われたんだけどどう思う?

オフラインで知り合った人がウチの職業を知って、大体「わ~すごいね!」(本心は知らんけど)と言われることが多い。

そんな中で、「それはどうなん?」と思うことがあったので、ちょっと長くなりそうだけど読んでほしい。

※Twitterやイベントで知り合った人のことではなく、全てオフラインで知り合った人に言われたことです。

たくさんの人が見て、なおかつ大きなムーブメントにつながらないものには、意味がないのか?

こんなことを言われ、鼻で笑われたことがある。

「ライターなんて、実際そんなに稼げないでしょ?w 1本書いていくら? 何千円とかの世界でしょ? 何人が見るの? 何十万何百万人から見てもらえないと、それって意味なくない?」

ちなみにこの人が言いたいことは、「たくさんの人が見て、なおかつ大きなムーブメントにつながらないものには、意味がない」ということでした(なので、今回はマネタイズ云々の話は抜きで)。

ウチは、ミリューのような素晴らしいメディアを持っている訳でもないし、何十万・何百万PVのあるようなメディアばかりで記事を書いている訳でもないし、みんなが「あー知ってる!」と言うような雑誌で記事を書いている訳でもない。

「アナタはどうせ儲かってないんでしょ」と思われるのは、別に構わない。だって、実際に大儲けしている訳でもないし、それは自分に非があるから。

じゃあ、ウチのやっている仕事は、意味のないことなのか?

じゃあ、ウチが記事を書いているメディアで、何十万・何百万PVのないところは、意味のないことをしているのか? 

自分だけではなく、共に戦うライター仲間やメディア側までバカにされたような気がして、ものすごく腹が立った。だけど、ムカつきすぎて、その場では「そうですね、アハハ」としか言えなかった。それに、この人に何を言っても意味はないし、時間の無駄だとも思った。

ウチは、メディアが目指すビジョンの実現に、少しでも役に立てたらと思っている。それは、自己満でもあるし、やりがいの1つでもある(承認欲求なのかな)。なので、メディアで記事を書かせてもらえていることにはめちゃくちゃ感謝しているし、全力で力になりたいと思っている。そんなメディアのことまでバカにされたみたいで、心底腹が立った。

世間一般的には、「数字(結果)が全て」なことがほとんどだ。「頑張った過程」なんか、評価の対象にならない。

でも、本当に何十万・何百万にしか意味がないのか? 例えばの話だけど、ターゲットの90%に届いていたとして、それが何千人何万人だったら意味がないのか? それに、「積み重ねられていく過程にある数字」にも、何の意味もないのか? 大きなバズにしか、意味はないのか?

誰か、教えてくれ。

ちなみに、きれい事だろうけど、個人的にはこう思っている。(ライター的には、ということでね)

私が書いた記事を読んで、誰か1人でも「役に立った」「実際にお店に足を運んでみよう」「この人(インタビュー対象)ってこんなこと考えてるんだ~」と思ってくれたら、それはそれは、ライターとしては嬉しいことやん? 素敵やん? 誰か1人にでもハッピーを与えられたら、それっていいことやん? 素敵やん?

そりゃ、PVが多ければ、その1人が10人や100人1,000人となっていく訳ですからね。1人とか話にならんやんワロタwwwwwwwですよね、ええ。草生えるですよね。当然です。でも、すみません。私にとっては、その1人がとっても大きいんです。

つい先日知ったこと。

ウチが以前書いたインタビュー記事を、トークイベントの自己紹介に使ってくれた人がいるそうで。そのイベントに参加した人がメディアを知って、もしかしたらその中の数人が読者になってくれたかもしれない。そう考えるだけで、夢が広がりんぐなんですよ。

やっぱり、種をいっぱい蒔きたいんだな。畑やってる人なら知ってるだろうけど、種って、全部が全部芽が出る訳じゃなくって。芽が出ても、途中で枯れたり虫に食われたり。自分の蒔いた種から芽が出て、花が咲いて実がなったら、それってハッピーじゃない? その実から種をとって、また撒ける訳で(全体的に意味深。誰か言語化してくれ)。ウチは、とにかく種をいっぱい蒔きたい、まき散らしたい。と言っても、薄利多売で手抜き商品をばらまくという意味ではないので、そこんとこよろしく。

ほんで、ライターって大変なの?

オフラインで知り合った人に、「ライターに興味があって、いろいろお話聞きたいな。ライターってやっぱり大変なの?」と言われることがある。

そういう人は、大体浮ついた考えで聞いてくる。覚悟もクソもない。「大変なのか」という質問に対しては、こう答えておく。

「人による」

以上だ。それ以上でもそれ以下でもない。

「大変」と思う基準は人それぞれだし、人によって稼ぎたい目標もさまざまだ。

何が言いたいかって?

興味があるのに、自分でロクに調べもせず、漠然とした内容で質問してくる時点でライターには向いていないってことだ。

「ライター なるには」とかでググれば、どんだけでも記事が出てくる。それを読んでみて、自分にできそうかどうか。できそうであれば、何をすればいいのか。そんなこと、簡単に調べられるし、判断もできるはずだ。

「興味あるな~どうしよっかな~ねぇねぇ教えて~」とか言っている間に、ライバルはもうTwitterを始めているし、ブログ書き始めているし、記事書いてるし、イベントや講座に参加している。ロクに調べもせず、うじうじ悩んでいる間に、完全に出遅れている訳だ。それがわからないなら、辞めておくべきだ。

そもそも、「やりたい」と思っていないなら、やめておいた方がいい。浮ついた気持ちで「私にもできそう♡」と思っているなら、痛い目見るぞ。

*

ウチは、ライターのみんなやメディア運営者が頑張ってるのを知ってるから、それをバカにされたのが許せなかった。その気持ちを酔いに任せてこのnoteにぶつけてしまいました。そんな大した人間ではないけど、偉そうなことばっかり言ってしまいました。どうもすみません。酔っ払った状態でTwitterやったらあかんのは知ってたけど、noteも書くべきではないな。

おしまい。

サポートしていただいたお金で、旦那さんにごちそうするのが夢です。