ミラノと私 突如決まった最初の事務所 そして耳にしたあの英語
モデル馨@大阪です。
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今日は、ミラノと私とのご縁について、そして現地で起こった印象深かったことを、
振り返り日記的につづっていこうと思います。
今回は、一番最初の渡航での出来事についてです。
私がはじめて、モデルでミラノを訪れたのは2015年の秋でした。
(あれから3年も経ったのかと思うと、月日が経つのは本当にはやい。
感覚的には去年くらいから海外にいきはじめたような・・)
最初は事務所回りだけして、すぐに帰国しようと7日間の滞在予定でした。
しかし、一番最初に訪れた事務所でナゾにあっさりと決まり、
「キャスティングいける?」
とブッカーに言われ、
急きょスケジュールギリギリの滞在期間まで伸ばして合計で3週間程滞在しました。
当初はWi-fiも持っていなし、
そもそも海外はどうやって事務所を回るのかもわからない。
何がなんだかまったくわからず、
その場でザザザと送られてきた詳細が書かれていたメールから
事務所のWI-FIで場所と時間を確認し、
現地でオフラインになっても場所がわかるようにスクショをとったりメモしたりして工夫しました。
指定の住所に行き、そこで初めてガイジンモデルの人だかりを見ました。
とりあえず行列の一番後ろに立ってみる。
そして次に来たモデルが私に向かって言いました。
「You are the last one?」
うわ。。。。。まじで・・・ついに私も浴びせられたこの言葉。
実はこの言葉、以前、富永愛さんのエッセーを読んでいて
彼女が初めての海外で覚えた英語がこれだったそうなのです。
エッセーでは「Who is the last ?」
でしたが。
でもだいたい同じ。
自分も海外で耳にしたフレーズにしみじみ、ドキマギしつつ、
そして
「あ、私も本で読んでいたあの世界に飛び込んだんだ・・・」
と何とも言えない気持ちになりました。
しかし、現実はそんなに生やさしいものではなく、
見るモデル見るモデル、
もう、背が高くて細くて何より美しくて、オーラもすごくて
圧倒されっぱなしでした。
そして、カメラテストで自分のボディラインと美しく見える顔の角度をキープしながらしながやかに動くガイジンモデルの美しさに、
もう、これを見ただけでもミラノに来た甲斐があった・・・
と冥土の土産にしようと眼に焼き付けつつ、
一方で
自分の扁平な体とブック(自分の作品集)のあまりのしょぼさに愕然としました。
当然自分はそのカメラテストまでたどり着けず、
そもそもそこまで辿りつけるかどうかについて、
「いやいやこんな私、無理です無理です。もうむしろ帰らせてください。
こんな私がいけしゃあしゃあと列に並んで大変失礼しました 汗汗」
みたいなマインドでキャスティングまわりの1週間がすぎました。
当然、1週間の間で仕事はとれなかったものの、
海外のキャスティングって、こんな感じなんだな
と、なんだかしみじみしつつ、世界のレベルに口あんぐりになりつつ、
帰国の途ににつきました。
ほなまたのち~
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